リハビリは依存型から自立型で取り組むことが重要!

リハビリは依存型から自立型で取り組むことが重要!

変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。

変形性股関節症の患者さんは

病院に行ってリハビリすればそれでよしと考えている方が非常に多いと思います。

ただ、私の経験から申し上げると、それでは絶対に完全復活は見込めません。
なぜなら、病院任せのリハビリではリハビリの量が圧倒的に少ないからです。

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具体的に言うと

最近の病院リハビリは、1回につき20分程度であることが多いそうです。
その20分のうち、実質のリハビリ時間は筋肉ほぐしの時間を除くせいぜい5~10分ぐらいです。

これでは、全く足りないと思いませんか?
そのため、病院で習ったリハビリメニューは、自宅に戻ってから復習も兼ねて継続する必要があります。
そうしなければ、あなたが目標とするゴールにはなかなかたどり着けません。

最近手術した患者さんの声を伺う機会があったのですが

「退院時において杖が手放せない。杖歩行は当たり前」
とお考えでした。

これは、私が手術を受けた当時の状況からすると、本当に驚くべきことです。
なぜなら、私が人工股関節手術が終わって退院するときには、
 ・ 杖は持たずに通常歩行
 ・ 翌日からは、仕事復帰ができる状態
まで回復していたからです。

もっと詳しく話を伺うと

最近は、病院によっては両股関節同時に手術をする場合で入院期間が1週間、片足の場合には3~4日で退院させられるところもあるようです。

当然、その後は外来でリハビリに通うのだと思います。
ただ、そのリハビリ時間も1回につき20分ぐらいが限度でしょうから、絶対的にリハビリ運動の量が足りません。

その状況の中で、患者側が依存型のリハビリで満足しているとしたら早期回復は見込めるはずがありません。
それどころか、リハビリが足りなくて他の部位、膝や腰などに影響が出てくる可能性大です。

これは、断言できます。

ただ、この流れはおそらく止めることはできないでしょう

なぜなら人工関節センターを設置すると、国からのお金が入ってくるからです。

国からお金を頂く代わりに、年間手術数のノルマがあります。
そのノルマとなる手術数を確保するために、医者は当然、患者に対して手術を勧めることになります。
この状況は、本当に憂慮すべきものです。

この状況を踏まえて患者が取るべき道としては、

リハビリに対する患者側の意識を変えるしかありません。
どう変えるかというと、患者自身の意識を「依存型から自立型のリハビリ」に転換するのです。

つまり、病院のリハビリに依存することなく、自らの考え方でリハビリを継続していくことが最も重要だと考えます。

協会では

この自立型リハビリの指導をおこなっています。

実際に、この自立型リハビリで、両股関節を手術した患者さん(2019年8月に手術)がめざましい回復を遂げています。
彼女は、来年2月にご夫婦でスキーを楽しみたいという目標に向かって現在、「リハビリ運動+股関節ケア」の両輪で頑張っていらっしゃいます。

こんな方は一度個別相談を利用してみて下さい

 ・ 人工股関節手術をしたけれども回復が思わしくない方
 ・ 保存療法中だけれども現在の治療に満足されていない方
 ・ リハビリに関してお悩みのある方

個別相談の詳細はこちらをご覧下さい。

この記事が少しでもあなたのリハビリ生活に役立つことを願っております。

今日のリハビリ動画

ラットプルダウンというマシンを使った筋力トレーニングです。
上腕三頭筋や背筋といった幅広い筋肉を同時に刺激できる上半身の筋肉を鍛えます。

 


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