変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
私の心に響いた言葉があります
僕は愚痴を言わないようにしている。
愚痴というのは、一時的な感情のはけ口になってストレス解消になるかもしれないけれど、あまりに安易な解決策だ。
何も生み出さないし、まわりで聞いている人の気分もよくない。
愚痴で憂さ晴らしをするのは自分の問題点と向き合うことから逃げるのと同じ。
これは
元日本代表キャプテンの長谷部誠選手の言葉です。
現在、彼は35歳ですが、ドイツリーグのフランクフルトのチームでプロのサッカー選手として大活躍中です。
以前にもお伝えしたことがありますが、私が変形性股関節症と診断され、股関節の痛みと闘っていた時の楽しみは、テレビのサッカー観戦でした。
サッカーのルールも全く知らなかった私ですが、いつのまにか日本代表を応援するまでになっていました。
特に好きだったのが、長谷部選手でした。
彼のリーダーとしての素養は、大変素晴らしいものがあり、試合後の前向きなコメントにいつも励まされていました。
私がこの言葉を紹介したいと思ったのは
私自身がどのような協会を設立したいのかを考えた時に直感的に頭に浮かんだのが、
「患者同士で愚痴を言い合う会にはしたくない」
「患者同士で傷をなめ合う会にはしたくない」
ということだったから。
長谷部選手の言葉を借りれば、
「愚痴で憂さ晴らしをするのは自分の問題点と向き合うことから逃げるのと同じ。」
と考えたからです。
患者同士がお互いに刺激し合って変形性股関節症としっかりと向き合い、前向きな人生を過ごすことができればよいなあと思ったからです。
61歳の私でさえ言えないことを35歳の若さで言える長谷部選手を大変尊敬しています。
私の当面の夢は
彼がドイツのピッチで活躍している姿を観戦することです。
是非とも、実現したいですね。