変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
変形性股関節症で痛む股関節。
これからどうなっていくのか。
もしあなたが変形性股関節症と診断されてしまったら、そんな疑問をお持ちになると思います。
これから先が見えない状況の中で、不安を感じるかも知れません。
今日は、そんなアナタのために、私が変形性股関節症になった後、股関節の痛みがどのように変わっていったかをお伝えしようと思います。
「知ることで不安は減る」
そんな想いで、少しでもアナタの不安を軽くする助けになることを願ってお伝えします。
変形性股関節症になって股関節の痛みはこう変わった
初期は
ほとんど何も変わらず日常生活を送れていました。
たまに足全体のだるさを感じることがあったものの、それ以外はほとんど何も感じない。
いつも通りに動くことができる。
思い出してみても、椅子から立ち上がるときや歩き始めなど動作を行うときに股関節が少し痛むことがあったり、長時間歩いたときに少し痛むことがあるというレベルでした。
日常で違和感を感じることが少し増えるという感じで、日常生活にそこまでの変化を感じてはいませんでした。
進行期になると
股関節の痛みを感じる頻度が少しずつ増えていきました。
そして、大きく変わったのが、痛みが治まるまでの時間。
初期に比べて、明らかにその時間が長くなっていきました。
例えば、椅子から立ち上がるときの痛み。
初期では「痛い!」と思っても動き始めだけでしたが、進行期にはしばらく痛いままの状態が続きました。
また、歩くときは常に痛みを感じるようになっていきました。
歩いていても、常に足の痛みに意識を取られてしまう、という感じです。
そんな状態でしたので、長時間歩くこともだんだんと難しくなってきました。
途中で立ち止まって休憩をいれながらの歩行。
階段を登ったり降りたりする際にも、常に足の痛みが気にかかるようになり、痛くない方の足でかばうようなっていました。
この頃になると、日常生活でも少しずつできない動作が増えてきました。
ただ、それでも何とか、家事などは家族の手助けなしでこなしていました。
末期に入ると
何をするのにも、常に股関節の痛みがありました。
そして、何もしなくても、股関節の痛みがありました。
例えば、椅子から立ち上がるときにはひどく痛みました。
椅子に座ったままでも、足の付け根に痛みを感じ続ける状態。
歩くときにも痛みがひどいので、必ず杖傘を使う必要がありました。
また、少しの距離を歩くにも何度も休憩が必要でした。
寝ていても、寝がえりを打つと痛みで目が覚めるようになる。
もう、常に股関節の痛みを意識させられる毎日でした。
人工股関節の手術後
私の場合、手術後は股関節の痛みがなくなりました。
仕事に復帰するために手術を決意した私でしたので、股関節の痛みがなくなったことで本当に安堵したのを覚えています。
今日は
変形性股関節症になってしまった私の実体験を股関節の痛みに焦点を当ててお伝えしました。
変形性股関節症が進んでいく中、どうしようと戸惑いながら、手探りでなんとかやっていったあの当時を思い出します。
私の実例を知ることで、少しでもあなたの不安を減らす助けとなるのであれば幸いです。
なお、本記事はあくまで私の実体験を書いたものであり、手術療法をおススメするものではありません。
その点ご注意いただければ幸いです。