変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
最近
人工股関節手術の入院期間が非常に短くなってきています。
大体、5日間~1週間というのが当たり前。
少し長めで2週間といったところでしょうか?
この流れは、今後、加速していくと思います。
それでは
患者である私たちは、この動きに対してどのように対応していけばよいのでしょうか?
まずは、入院中のリハビリをしっかりとおこなって、できれば、動画撮影をしておくことをおススメします。
そして、退院後に撮影した動画を見ながら、自宅で毎日リハビリ運動をおこないます。
私の場合は、退院してから1年間ぐらいは、自宅で入院中のリハビリを毎日30分ぐらい継続していました。
1年半後にもう片方の人工股関節手術をする予定でしたので、なおさら、リハビリを継続するように頑張っていました。
やはり
きちんとリハビリをしていると術後の回復が全く違ってきます。
お陰様で、術後の翌日は、平行棒を持たずにスタスタと普通に歩いてしまうほどの回復ぶりでした。
術後の患者さんの中には
病院でのリハビリを軽視している方が多いように思います。
入院中は、それなりにリハビリには取り組むけど、退院後の自宅では、何もせずにいるのです。
せっかく教えていただいた病院のリハビリメニューですから、しっかりとご自身のメニューとして利用しなければもったいないですよね。
術後の経過が思わしくない方の共通点としては
自宅でのリハビリを取り組んでいない方が実に多いです。
自宅でのリハビリ運動をある程度継続していくと、ご自身の体が物足りないと教えてくれる時期が必ず来ます。
もう少し分かりやすく言えば、いまやっているリハビリメニューが簡単過ぎて、物足りなくなってくるのです。
その時が来たら、技術のある専門家、柔道整復師、理学療法士などから直接指導を受けることをおススメします。
簡単メニューを続けていても、それ以上の効果が得られないからです。
今後
国の財政状況を考えると、病院でのリハビリ時間はますます少なくなっていきます。
患者である私たちは、自分自身で技術のある専門家を探してリハビリを継続していくしかありません。
ただ、このレベルまで継続される方でさえ、現時点ではほんの一握りしかいないという現実に少し寂しい気がしております。
いずれにせよ
保存療法であっても人工股関節であっても、リハビリ運動は一生続けていくしかありません。
この点については、しっかりと受け止めていただき、どうぞ効果的なリハビリ運動を継続されて下さい。
この記事が少しでもあなたのリハビリに参考になれば幸いです。
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