手術経験者は語る-変形性股関節症の手術前で不安なあなたのためのリアルな話

手術経験者は語る-変形性股関節症の手術前で不安なあなたのためのリアルな話

こんにちは。
変形性股関節症と正しく向き合う会代表理事の井口です。

変形性股関節症と診断されたら、本当に不安になると思います。
ましてや、手術するとなったら・・・。
どれだけ気持ちがかき乱されるのか。

そんな不安を和らげる一つの方法が、実際に変形性股関節症の手術をした患者自身のリアルな状態を知ること。

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どんな気持ちになるのか。
日常生活の中でどんなところに気を付ければいいのか。

実際の患者目線での経験を知り、自分に置き換えて想像するだけでも、気持ちはずいぶんと軽くなります。

今日は、そんなアナタのために、実際に変形性股関節症の手術をした私自身の手術前の気持ちや生活上のポイントを共有させていただこうと思います。

ぜひ、この記事を不安を軽くするために使っていただければ幸いです。

私の実体験-変形性股関節症の手術前の気持ち

実は、私が現在の主治医を決めた時には、既に、私の股関節は末期状態でした。
「今直ぐに手術をした方がよい。」と言われる状態だったのです。

ところが、私の場合は手術への不安は、全くありませんでした

おそらく、
 ・ 何人かの先生を見てから主治医を決めたこと
 ・ 医者以外のセカンドオピニオンをしたこと
で、手術という判断にある程度の確信が持てていたからだと思います。

もし、そういった対処をしていなければ・・・。
きっと、本当に手術でいいのか、気持ちが揺れていたかもしれません。

そうして手術を決意したのですが、実際に手術をしたのは「今すぐに手術が必要」と言われてから5か月後のことでした。

というのも、私の主治医に半年先まで手術の予約が入っていたから。
「直ぐに手術をするのは難しいけど、キャンセル待ちということであれば、
もう少し早く手術ができるかもしれない」
と言われ、結果として5カ月後に手術を行ったのです。

この手術までの5カ月間。
最初にお伝えした通り、精神的にはすごく落ち着いていました。

「手術が終われば、あのつらい痛みから解放される!」
「いつでも好きなところへ行くことができる!」
そんな喜びでいっぱいだったのです。

手術は不安、という気持ちは、正直痛いほど分かります。
ですが、セカンドオピニオンをきちんと行うなどの対処を行い、
手術という選択肢をとることに確信が持てる
手術後の“普通の”生活を具体的に夢見ることができる
ようになることで、手術の不安は相当に和らげることができると思います。

人工股関節手術前の生活上のポイント

私の場合、手術前の5カ月間は以下のような準備をおこないました。

手術前の検査

手術前に治療しておく他の病気があるかどうか全身の状態を調べる。
具体的には、心電図、血液検査、尿検査、胸部のレントゲン撮影などをおこないます。

もし病気が見つかれば、治療してからでないと手術を受けることができません。
注意が必要です。

虫歯、水虫、風邪の治療

人工関節の手術を受ける場合には、虫歯、水虫、風邪等をしっかり治療しておく必要があります。

なぜなら、新しい人工股関節に感染する危険性があるからです。
感染した場合、術後の回復が遅れたり、最悪の場合は人工股関節を取り出さなければならなくなります。

貯血

人工股関節手術の場合、あらかじめ自分の血液を貯めておき、手術中の出血を自分の血液で補います。
(自己血/じこけつ、と言います。)
私の場合は、400cc×2回に分けて、貯血しました。

ところが、その時にちょっとしたトラブルが発生。
足の爪が巻き爪になってしまい、少し炎症をおこしていたのです。

そのことを医師に相談したら、貯血日が延期となり、巻き爪の治療後に再度貯血することになってしまいました。

些細なことかもしれませんが、手術前の体調管理は本当に大切です。
皆様も十分気を付けてください。

なお、自分の血液が余った場合には、入院中に、自分の体に戻されます。
これは豆知識。

手術前リハビリ

人工股関節手術からの早期回復には、手術前のリハビリがカギとなります。
手術前リハビリを推奨する医師や病院を選ぶようにして下さい。

リハビリでは、手術する病院の理学療法士が股関節周りの筋肉を鍛えるための運動や体操などを教えてくれます。

患者さんの状態によって多少異なりますが、具体的には手術を受けることが決まった日から、股関節周りの筋肉を鍛えるための運動や体操などを指導してくれます。

術後、より柔らかい関節を作るためにも、リハビリは手術前から行うことが非常に重要です。

私の場合は、最初の手術(左人工股関節手術)前にリハビリメニューを教えていただきました。
入院中、退院後も自宅で毎日1時間ぐらい継続して行った結果、2回目の手術(右人工股関節手術)の時には、手術翌日に平行棒も使わずにスタスタと自立歩行ができてしまいました。

その回復ぶりには、主治医も理学療法士もビックリしていました。

まとめ

いかがでしたか?

変形性股関節症の手術をするとなったときの大きな不安感は、「知る」だけでもずいぶんと軽くなります。
ぜひ、この記事などを通じて不安を軽くしていただければと思います。

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