変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
この記事にも書きましたが、変形性股関節症になってしまうと、体重管理が本当に大事になりますよね。
というのも、保存療法中の股関節であろうが、術後の人工股関節であろうが、体重が増えると股関節に大きな負担がかかるからです。
ただ、ちゃんと食事制限や運動してるのに体重が増えてしまうのであれば「きちんとした睡眠」を意識してみるといいかもしれません。
今日はそんなお話です。
睡眠不足や睡眠の質が低下すると太りやすくなる
実は私、最近体重が術前のレベルまで増えてしまいました。
術前といえば、入院してほぼ運動もしてない状況。
比較的体重が増加していた時期ですが、なんとそのレベルまで体重が増えてしまったんです。
ただ、現在の私は術前とは状況が違います。
1週間に2~3回はサーキットトレーニングを行っていますし、月に1~2回は、パーソナルトレーニングを受けています。
「なのに、なぜ体重が増えるんだろう?」
これが最近の悩みだったのですが、やっとその謎を解くヒントを見つけました。
それは、ある新聞に書いてあった記事。
「最近、睡眠不足や睡眠の質が低下すると太りやすくなる」
というものです。
どんな内容かというと
延べ3万人以上の肥満治療をおこなってきたある医師によれば
「きちんと眠れていない人は太りやすいのは本当」
とのこと。
米コロンビア大学の研究チームの調査結果によると、平均睡眠時間が7時間のグループと比べてみると、肥満率は4時間以下では73%、5時間でも50%高かったというのです。
その理由は
肥満には成長ホルモンが大きく影響しているから。
睡眠中に分泌される成長ホルモンは、傷ついた細胞を修復したり、新しい細胞を作り出したり、体内に蓄積された脂肪を消費する、といった活動を行います。
そして、この活動は割と大きなエネルギーを消費するんです。
具体的には、1晩に約300キロカロリー。
ご飯なら1杯半、食パン(6枚切り)2枚分のカロリーです。
つまり、きちんと睡眠をとれば、きちんと成長ホルモンが分泌され、基礎代謝として300キロカロリーを消費する。
結果として体重管理に役立つ、という理屈です。
まずは睡眠不足の改善から
睡眠の質を改善するには、様々な方法があると思います。
が、まずは睡眠不足を解消するところから始めてみるのはいかがでしょうか。
私もまずはそこから始めようと思います。
ぜひ皆さんもお試し下さい。