変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
変形性股関節症の患者にとって非常に重要となるのが「自分の病状を正しく知ること」です。
自分自身の病状が正確に把握できていないと、闘病の進め方を誤る可能性があるためです。
また、変形性股関節症には診断する医師が病状に精通していないケースも多々あります。
そういうケースも考えると、医師の診断内容が妥当かどうかセカンドオピニオンを通じて確認することは必須となります。
今日は、「自分の病状を正しく知る」ためのセカンドオピニオンについてのお話です。
ぜひご覧下さい。
患者にとってセカンドオピニオンは欠かせない
冒頭でもお伝えした通り、変形性股関節症の患者にとってセカンドオピニオンは必須です。
主治医以外の話を聞くことで、主治医の診断の妥当性が確認できれば自信を持って闘病方針を決めることができますし、疑問がある場合にはセカンドオピニオンによって自分の病状を正しく把握するきっかけにもなります。
では、誰にセカンドオピニオンを行えばよいのでしょうか。
私の経験上、次の三者が挙げられます。
主治医以外の医師
やはり、まずは主治医以外の医師によるセカンドオピニオンが必要です。
特に、変形性股関節症の症例を多く持つ専門医によるセカンドオピニオンは非常に重要です。
医師以外の専門家
医師以外でも、変形性股関節症の専門家はたくさん存在します。
例えば、技術のある理学療法士、柔道整復師やスポーツトレーナーなどです。
こういう医師以外の専門家に、
・ 手術をするかしないか
・ リハビリ方法
・ 有能な股関節専門医
・ 術後のアフターケア
・ 優れた股関節治療を提供する病院
などを質問してみることはセカンドオピニオンとして有効です。
同じ病気を経験している患者
こちらは少しセカンドオピニオンという意味合いからは離れるかもしれませんが、同病の患者に話を聞くことは様々な効果があります。
私の実体験なのですが、当時私の病状は手術を検討しなければならないほど進行していました。
手術の判断をする当たり、私は医者からの話だけでなく、どうしても実際の患者さん=闘病経験者のリアルな話を聞きたいと感じていました。
そこで患者さんを探してみたところ、たまたま二人の股関節手術経験がある友人がいました。
一人が自骨で股関節の手術をした方、もう一人が人工股関節の手術をした方でした。
早速お話を伺ってみたところ、お二人からは医者選びの方法や術後のリハビリについて、患者目線での具体的なアドバイスをいただくことができました。
同病の患者と話すことで最もよかったのは「自分の悩みや苦しみを共有できた」という気持ちを強く感じることができたことでした。
変形性股関節症の患者にとって
セカンドオピニオンを通じて「自分の病状を正しく把握する」ことは本当に重要です。
もし相談できる人が周りにいないという方は、変形性股関節症の元患者である私がお話を伺うこともできます。
後悔しないためにも、ぜひ様々な人に話を聞いてみて下さい。
必ず得るものがあるはずです。
この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
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