変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
変形性股関節症の末期。
ただ、人それぞれ症状は違います。
比較的筋力がある方なら、ある程度仕事ができる方もいます。
ただ末期では、ある時期になるとガクンと症状が悪くなる時期が来るのです。
そうなったら、手術の検討時期かもしれません。
今日はそんなお話をしたいと思います。
ぜひご覧ください。
私のケースで言うと
ガクンと症状が悪くなったのは、末期の最中。
以前なら何の支障もなかった自宅から最寄り駅までの4~5分の道のりが、一回休憩を挟まないとたどり着けなくなったタイミングでした。
こうなった後は、電車に乗ってもひと駅分しか立っていられず、必ず座るようになりました。
駅の階段を上るにも、必ず手すりを使って痛くない方の片足だけで上るようになりました。
また、使うのを拒んでいた杖も杖傘という形で使うようになっていきました。
また、重い荷物が持てなくなり
リュックに入れられる分だけしか買い物ができなくなりました。
そのため、週末に家族に買い物同行してもらい何とか凌いでいました。
仕事においても、股関節を休ませるために1日おきでしか外出できなくなりました。
とにかく太ももの外側が痛くて、1日休まないと脚が悲鳴を上げるようになったのです。
食事の準備、食器洗い、洗濯物を干す時などでも、ずっと立っていられませんでした。
折りたたみ椅子に座って、休憩を取りながら何とか作業を進めていました。
このように
私は、ある日を境に症状がガクンと悪くなっていったのです。
そして、その中で自分と向き合っていくうちに、私は手術の時期が刻々と近づいていることを認識するようになっていきました。
手術を考え始めた私は
自分の人生について真剣に考えるようになりました。
「このまま痛みを我慢して仕事を続けることは私の本意ではない。」
「むしろ手術を選択して全力で仕事ができるようになりたい。」
これが、私が出した結論でした。
このブログを読まれている患者さんの中には
手術について不安を感じている方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、これは自分の人生について真剣に向き合うよい機会でもあります。
このまま股関節の痛みと上手に付き合いながら、自分の人生を過ごしていった方がよいのかどうか、真剣に考えて見て下さい。
その際に重要なのが
今後の股関節の痛み度合の見通しについてです。
私の主治医は、私が股関節の痛みをどの程度我慢できるのか、そのままにしておくとどうなるのか、などその年数までもハッキリと予測できる方でした。
そのため、自分自身がどんな道を選択すべきかの判断は明確に行うことができました。
この経験から私が声を大にして言いたいのは
自分に一番合った主治医を探すことが非常に重要だということです。
主治医の診断結果に基づき、自分自身が心から納得できる決断ができればその後の人生に自信が持てます。
もしどうしても迷う場合には
協会でもご相談に乗ることができます。
こちらの個別相談サービスをご利用下さい。
この記事をきっかけに、自分の今後の人生を見直す患者さんが一人でも増えることを願っております。
今日のリハビリ運動
今日は腹筋を鍛える運動です。
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