2016年 の投稿一覧

10.治療法について

治療法には、保存療法と手術方法の2つに分けられます。

変形性股関節症と診断されたら、末期状態を除いて

まずは、保存療法からスタートします。

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7.受診時期の重要性

受診場所

股関節の痛みがそれほど強くないと、整形外科の受診についてそれほど重要だと思わずに

時間がかなり経過してから病院に行く人が多いのですが、私の経験から申し上げると、

股関節に痛みを感じたら、なるべく早めに整形外科に行かれた方がよいと思います。

なぜなら、早ければ早いほど治療の選択肢が広がります。

まずは、なるべく早い段階で、自分の股関節の状態を知ることが重要だと考えます。

6.変形性股関節症の患者数

平成26年度の整形外科学会の発表によれば、変形性股関節症と診断された患者数は、

約300万人と言われています。

また、人工股関節手術を受けた患者数は、年間6万人ぐらいとも言われています。

厚生労働省の調査によれば、変形性股関節症を含む関節症で治療を受けている患者数は、

糖尿病を抜き5位となっています。

 

関連情報:意外と多い!?変形性股関節症の潜在患者数のハナシ

4.変形性股関節症の原因

一次性と二次性に分けられます。

 

一次性は、股関節の形には異常がないが、加齢や体重の増加によって起こります。

日本では少ないですが、近年は、少しずつ増加する傾向がみられます。

 

二次性は、股関節の形に問題がある場合です。

欧米では、一次性が多いのですが、日本では、二次性の変形性股関節症が9割以上を占めています。

 

二次性の原因で最も多いのが、臼蓋形成不全(きゅうがいせいけいせいふぜん)です。

 

通常の股関節は、大腿骨(だいたいこつ)の上端にある骨頭(こっとう)と呼ばれる球状の部分が、お椀を逆さまにしたような骨盤の寛骨臼(かんこつきゅう)と呼ばれるソケットにはまり込むような形になっています。

3.変形性股関節症の特徴

筋力が低下する40代~50代の女性に多く発症します。

一般的には、股関節の軟骨がすり減り、炎症を起こす病気です。

炎症が関節の軟骨をさらに破壊して、その下の骨にも変形が生じます。

乳幼児期に股関節が脱臼しやすくなる「発育性股関節形成不全」の人は、

30歳前後で発症する場合があります。

2.変形性股関節症は、どんな病気なの?

変形性股関節症は、名前のとおりで股関節が変形する病気です。

右下の図のように、軟骨がすり減り、骨が変形した状態を言います。

右下の図は、かなり進んだ状態を示していますので、

初期であれば、まだ軟骨の減り具合や骨の変形もわずかです。

 股関節状態

1.股関節ってどこにあるの?

皆さんもよくご存知の骨盤にあります。

下の図でも分かるように、赤い円の部分が股関節です。

この部分は、ちょうど逆さまにしたお椀の中に

球がうまくはまった状態になっています。

このようにうまくはまった状態では、球がよく滑るように軟骨が存在するのです。

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著者プロフィール

井口由紀子

井口 由紀子(いぐち ゆきこ)

2007年3月仕事で外出中に突然歩けなくなり、同年10月に変形性股関節症と診断される。股関節痛に耐えながら何とか仕事を続ける。
2010年11月に左側人工股関節全置換術の手術を受ける。入院中のリハビリは、毎日2時間とハードだったが、3週間後には、杖なしで退院。翌日には、仕事も家事も開始。
2012年2月には、右側人工股関節全置換術の手術を受ける。手術の翌日には、リハビリ用平行棒も使わずに通常歩行が可能に。病院でも異例の早さの回復ぶりを見せる。退院後は、直ぐに仕事に復帰。
2007年の発症から5年間の闘病経験から、2012年6月に一般社団法人変形性股関節症と正しく向き合う会を設立し、代表理事に就任。