変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
先日お伝えした「ザクロ」の話の反響が大きかったので、食べ物関連のお話をしてみたいと思います。
テーマは、股関節の痛みを軽くするための食べ物について。
もし、股関節の痛みに悩んでいるなら、まずはできる範囲で日常の食卓に取り入れてみてくださいね。
股関節の痛みを軽くするための食べ物
ショウガ、ターメリック
これらは、股関節の炎症を軽くするのに役立ちます。
ターメリックはカレーに入れてみる。
しょうがは、炒め物、煮物などする。
飲み物としていただくには、しょうが湯がおススメです。
青魚
サケ、イワシ、サンマ、うなぎ、まぐろ、ブリなど。
これらの青魚は、股関節の炎症を軽減する働きのあるオメガ3脂肪酸が豊富に入っています。
青魚は股関節に効果的です。
グルコサミン
えび・かに(特に甲殻類の外殻のキチン)、鶏の手羽先、長芋、山芋など。
これらには、股関節の軟骨をサポートする成分であるグルコサミンが含まれています。
ただし、これらは通常の食事では体に吸収されにくいそうです。
サプリメントを利用することも一案です。
コンドロイチン
なめこ、オクラ、納豆、ふかひれなど。
コンドロイチンは、グルコサミン同様、股関節の軟骨をサポートする成分です。
なめこのお味噌汁、オクラのあえもの、納豆、ふかひれスープなどでいただくとよいですね。
番外編
番外編として、避けたほうがよい食品をお伝えします。
それは、股関節の炎症を進行させる油。
例えば、マーガリンなどに多く含まれるトランス脂肪酸は避けたほうがよいです。
また、紅花油やコーン油などに多く含まれるオメガ6脂肪酸を多く含む不飽和多価脂肪酸も同様です。
日常の食卓で、なるべく使わずにすますことができないか、ぜひ考えてみてくださいね。
股関節の痛みは、股関節の炎症からきます
そのため、股関節の炎症を軽くする働きのある食べ物を継続的・積極的に取り入れることが重要です。
なお、股関節の痛みが少しずつおさまってきたら、負担がかからない範囲で体操などを開始するとより痛みが軽くなります。
私自身に実際に効果があった「リハビリ体操」はおすすめです。
股関節周辺の筋力がついてくれば悩みが次第にやわらいできます。
但し、アロマ浴やアロママッサージで股関節ケアをしながらおこなうことをおススメします。
あきらめずにコツコツと実践して下さいね。