変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
私は変形性股関節症の患者さんに対して
一貫した想いがあります。
それは「変形性股関節症と診断された瞬間から、自分の股関節と正しく向き合ってほしい」ということです。
自分の股関節の状態を正しく把握し、股関節の状態を踏まえてどのように生きていきたいかを考え、その方向に向けて治療やリハビリを継続していく。
そうすることで、変形性股関節症であっても人生をより豊かにしていけると確信しています。
実際、現在の私自身がそうなっていますし、協会でサポートした患者さんもそうなっています。
この想いは、私自身の闘病中に協会を立ち上げることを決意してから全く変わらない想いであり、それ故に協会の名前にもなっています。
しかしながら
協会を通じてたくさんの変形性股関節症の患者さんの相談を受ける中で分かったのは、患者さんがあまりにも自分の股関節の状態を知らないということです。
それこそ、現在の病状の段階が前期なのか、初期なのか、進行期なのか、それとも末期なのかさえ知らない方が非常に多いのです。
これには正直、本当に驚きを隠せません。
原因の一つに
そもそも医者自体がそこまで診断できるレベルに達していないこともあるかもしれません。
ただ、最低限患者は自分の病状を知らなければ、その後のリハビリをどうするかを決めることさえできません。
一方で多くの患者は
股関節の痛みの対症療法について大きな関心を持っています。
これは変形性股関節症という病気の性質を考えれば当然のことだとは思います。
ただ、股関節の痛みも対症療法だけではずっと苦しむことになります。
将来を見越して、股関節の痛みへの根本対処を並行することが避けては通れません。
そしてそのためには、私がこれまで首尾一貫して伝えてきた通り「リハビリ運動+股関節ケアの両輪」を継続する、ということが必要になります。
患者さんに問いたいです
アナタは、本当に自分の股関節と真剣に向き合っていますか?
私は、自らの闘病経験のすべてを包み隠さずこのブログで公開しています。
たくさんの大事な時間を費やして、原稿を書いています。
私から皆さんにお願いしたいのは
このブログをつまみ食いではなく、しっかりと読み込んだ上で自分自身の変形性股関節症と真剣に向き合ってほしい、ということです。
そこで得た内容を、今後の股関節人生に役立てて欲しいのです。
人工股関節手術を終えた皆さんには、再置換をしないための努力を続けてほしいのです。
現在も私は
人工股関節の再置換をしないための方法を日々模索しています。
これからも、そこで得た知識や知恵を共有していきたいと考えております。
私自身、これまでと変わらず変形性股関節症を前向きに捉えていくための協会作りに励みたいと考えております。
今後とも引き続きよろしくお願い申し上げます。
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