変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
昨年から
メディカル・アロママッサージのお客様が増えてきました。
そこでさらに体力をつけるため、現在トレーニングの回数を増やしています。
以前だったら施術後、直ぐ疲れてしまっていたのですが、最近はメディカル・アロママッサージを4時間ぐらい続けても大丈夫な体力がついてきたように感じています。
これも、トレーニングの原理・原則にのっとってリハビリ運動を継続してきたからだと思います。
変形性股関節症の患者さんにとって、このトレーニングの原理・原則を知ることでさらに効果的なトレーニングができるはずです。
ぜひ知っておいてください。
トレーニングの原理・原則
3つの原理
1.過負荷の原理
少しずつ負荷をかけたトレーニングをすることで、より効果が表れます。
ラクな負荷でトレーニングをしても意味がなく、少しキツイかなと思われる負荷でないと効果が表れません。
2.特異性の原理
トレーニングの種類によって鍛えられる機能が変わります。
例えば、スクワットは、下半身のトレーニングであって上半身には効果がありません。
体のどこの部分を鍛えるかで、トレーニングの種類を選んで行います。
3.可逆性(かぎゃくせい)の原理
一定期間トレーニングを行うことでその効果が表れますが、トレーニングを途中で中止してしまうと、体は元の状態に戻ってしまいます。
5つの原則
1.全面性の原則
トレーニングは、体全体をバランスよく鍛えることが重要で、偏って鍛えるとケガに繋がってしまいます。
2.自覚性の原則
トレーニングをおこなっている時に、体のどこの部分を鍛えているのかを意識することでトレーニングの効果が増します。
毎日のトレーニングでは、体のどこの部分に効いているのかを意識しながら運動することが大切ですね。
3.漸進性(ぜんしんせい)の原則
ある一定の期間、同じ負荷で同じトレーニングを続けていくと次第に効果が薄れてきます。
体力が向上したら、それに合わせたトレーニングに徐々に負荷を上げていくことで、さらなる体力強化に繋がるのです。
人工股関節手術後に、自宅で入院中のリハビリを継続していたのですが、次第にリハビリ運動が物足りなくなったと感じるようになったのは上記のような理由からだと思います。
4.個別性の原則
体力には個人差があるため、その人の体力に応じた負荷をかけるようなトレーニングをすることがとても重要になってきます。
5.反復性の法則
トレーニングの効果を得るためには、継続して体を動かすことが大切です。
ちなみに私の場合
トレーニング(リハビリ運動)を、3月はカーブスのようなサーキットトレーニング13~14回、筋力トレーニング2回を実施しました。
その他に、軽い運動+ストレッチを1日3回、特に、起床時、パソコン作業の合間、就寝前に行っています。
一週間を振り返ってみると週に4回ぐらいトレーニングするのがベストなのですが、仕事が忙しい時には週に3回ぐらいがやっとという感じになってしまいます。
ただ、このブログを読んで私も頑張ろうと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私の頻度はある程度筋力がついてきた状態でのものになります。
ここまで来るのに試行錯誤をしてきた結果ですので、くれぐれもそのまま真似をしないようにして下さい。あくまでもあなたに合った負荷と回数で挑戦して下さいね。
いかがでしたでしょうか
トレーニングの3つの原理と5つの法則を理解すれば、私がいつもブログ記事でお伝えしている効果的なリハビリ運動のやり方と合致していることが分かるはずです。
この機会に3つの原理と5つの法則をしっかり頭の中に入れて「リハビリ運動+股関節ケアの両輪」を継続して下さいね。
この記事があなたのリハビリ生活に役立つことを願ってやみません。
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