平成26年度の整形外科学会の発表によれば、変形性股関節症と診断された患者数は、
約300万人と言われています。
また、人工股関節手術を受けた患者数は、年間6万人ぐらいとも言われています。
厚生労働省の調査によれば、変形性股関節症を含む関節症で治療を受けている患者数は、
糖尿病を抜き5位となっています。
平成26年度の整形外科学会の発表によれば、変形性股関節症と診断された患者数は、
約300万人と言われています。
また、人工股関節手術を受けた患者数は、年間6万人ぐらいとも言われています。
厚生労働省の調査によれば、変形性股関節症を含む関節症で治療を受けている患者数は、
糖尿病を抜き5位となっています。
段階別進行度には、4つの時期があります。
一次性と二次性に分けられます。
一次性は、股関節の形には異常がないが、加齢や体重の増加によって起こります。
日本では少ないですが、近年は、少しずつ増加する傾向がみられます。
二次性は、股関節の形に問題がある場合です。
欧米では、一次性が多いのですが、日本では、二次性の変形性股関節症が9割以上を占めています。
二次性の原因で最も多いのが、臼蓋形成不全(きゅうがいせいけいせいふぜん)です。
通常の股関節は、大腿骨(だいたいこつ)の上端にある骨頭(こっとう)と呼ばれる球状の部分が、お椀を逆さまにしたような骨盤の寛骨臼(かんこつきゅう)と呼ばれるソケットにはまり込むような形になっています。
筋力が低下する40代~50代の女性に多く発症します。
一般的には、股関節の軟骨がすり減り、炎症を起こす病気です。
炎症が関節の軟骨をさらに破壊して、その下の骨にも変形が生じます。
乳幼児期に股関節が脱臼しやすくなる「発育性股関節形成不全」の人は、
30歳前後で発症する場合があります。
変形性股関節症は、名前のとおりで股関節が変形する病気です。
右下の図のように、軟骨がすり減り、骨が変形した状態を言います。
右下の図は、かなり進んだ状態を示していますので、
初期であれば、まだ軟骨の減り具合や骨の変形もわずかです。
皆さんもよくご存知の骨盤にあります。
下の図でも分かるように、赤い円の部分が股関節です。
この部分は、ちょうど逆さまにしたお椀の中に
球がうまくはまった状態になっています。
このようにうまくはまった状態では、球がよく滑るように軟骨が存在するのです。