変形性股関節症と正しく向き合う会代表理事の井口です。
今日は短めのお話をひとつ。
京都大学の変形性股関節症に関する研究結果をご紹介します。
昨年3月
京都大学が変形性股関節症の進行に関わる要因についての研究報告を発表しました。
京都大学医学部付属病院整形外科での事例ですが、変形性股関節症経過観察中の患者50名を対象に調査をおこなった結果、股関節累積負荷の増大が変形性股関節症の進行に関わる重要な要因であることが明確になったのです。
この”股関節累積負荷”は、負荷のかかる歩き方か過剰な活動量のどちらか、あるいはその両方の問題で大きくなります。
つまり、歩き方を改善したり、限界歩数を超えて活動しないといった対処を行うことで、変形性股関節症の進行が抑えられる可能性がある、ということです。
この調査結果は私自身の経験とも一致します
以前、この記事でお伝えした通り、変形性股関節症末期の私の限界歩数は、6,000歩でした。
これ以上歩くと、翌日は歩けなくなり「股関節が休ませて!」と悲鳴を上げるのです。
ですから、私の場合は、万歩計を確認しながら1日の行動を制限していましたし、自身の限界歩数6,000歩を基準に仕事のスケジュールを立てていました。
京都大学の研究結果が
今後、変形性股関節症の進行を予防する効果的なリハビリテーションの開発につながることを切に願うばかりです。