変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
股関節の状態が悪くなると、自分の気持ちも暗くなるという経験をしたことがありませんか?
実は、私も闘病中に同様の経験をしました。
特に、股関節の状態が末期になってくると体を動かすたびに股関節が痛くなるので、次第に暗い気持ちになっていったものです。
この状態は自分自身の言葉使いにも影響が出てきます
言葉には、2種類の言葉があります。
「名元素(めいげんそ)言葉」と「案病反(あんびょうたん)言葉」です。
20年ほど前に流行った言葉で、ヒューマンウェア研究所の清水英雄さんが発案しました。
名元素とは、文字通り明るく元気で素直な言葉という意味。
一方、安病反とは、暗くて病的で否定的な言葉という意味です。
私たちは
日々何気ない機会にこうした言葉を自分の気分・気持ちを表す言葉として使っています。
ただ、やっかいなのは、その言葉聞いた周りの人がその言葉の雰囲気に影響されてしまうということです。
例えば、以前の私の場合
「あぁ、この股関節の痛み、一体いつまで続くの?もうイヤ!」
というような言葉を家族の前で発していました。
そして、その後は家族全員が「やんなっちゃった」という気分になっていました。
人間には共感共鳴作用がありますから、他の人の気分や気持ちに共感するわけです。
それがよい方に向くならよいのですが
悪い方に共鳴してしまうと、人は積極的な行動を起こさなくなります。
ですから私は、協会にご相談にお見えになる患者さんの前ではできるだけ暗病反言葉を使わないようにしています。
これは、患者さんにとってよいだけでなく、私にとってもメリットがあります。
1日の疲労感が3割程度少なくてすむように感じられるのです。
簡単なことですが、この暗病反言葉封じをおこなうとかなり効果があります。
皆さんもぜひ試してみてください
まずは、自分から始めてみましょう。
効果が実感できたら職場や家族にも試してみましょう。
そうすることで、職場や家族の雰囲気が変えられることを実感してもらえたらと思います。
この記事が闘病生活に少しでも役立つことを願ってやみません。
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