変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
2018年9月16日より「変形性股関節症と仕事の両立で悩むアナタためのワークショップ」が始まりました。
このワークショップ。
これまで協会で受けた”変形性股関節症と向き合いながら仕事をしようとしたときに起こる様々な悩み”の相談から生まれました。
詳細はこちらの記事にまとめておりますが、ビジョンストーリーと呼ばれる手法を用いて自分の具体的な明るい未来の姿を明確にすることで自分の仕事や将来に希望を持つための”体験型講座”です。
今日は、そのワークショップの第4回目、最終回の様子をお伝えしようと思います。
今回のワークショップ
最終回のテーマは「実現への道筋を描く」。
まずは、前回の宿題の確認から。
作成したビジョンストーリーを精査して加筆修正する、という宿題の結果の発表です。
第2回のレポートでもお伝えしましたが、ビジョンストーリーは4つのレベルに分けられます。
レベル1:好感の持てるストーリー
レベル2:自分が感動できるストーリー
レベル3:関係者を感動させられるストーリー
レベル4:一般の人を感動させられるストーリー
驚いたことに、参加者全員がレベル2かレベル3までのストーリーができていました。
それよりも驚いたのが
ビジョンストーリーを実際に書くことで得られる効果が参加者からハッキリ見て取れたこと。
ビジョンストーリーを書く効果である
1.集中できる
2.楽しい
3.望ましい将来像のイメージが湧く
4.ポジティブな感情が湧いてくる
5.前向きな気持ちになれる
6.アイデアが浮かぶ
7.現実的な「夢」が描ける
8.実現方法が浮かんでくる
という効果をまざまざと感じることができました。
これは、本当に驚きの体験でした。
次に
自分が作成したビジョンストーリーを実現するための具体的な道筋をまとめました。
ビジョンストーリーをいくつかのテーマに分けて、それぞれ3か月後・半年後・1年後・・・と時系列に「手段と結果」をまとめていきます。
これにより、ビジョンストーリーを実現するための取り組みの具体的な流れが見えてきます。
体験型講座のいいところなのですが
このように作った道筋は、他の参加者に向けて音読してみることで
・ 適切な流れになっているか
・ 内容に間違いがないか
が分かるんです。
説明に詰まるところは、流れや内容の深掘りができていない。
他の人からの質問で道筋の矛盾がわかる。
このように、みんなで協力しながら実現の道筋をまとめていきます。
最初「難しそう。私にできるかな?」と不安でいっぱいだった参加者の方全員が、自分自身のビジョン・ストーリーと具体的な道筋を立てることができたのは、本当にうれしかったです。
参加者の方のコメント
せっかくなので、参加者の方からいただいたコメントをご紹介いたします。
「非常によかった。本当に新鮮な体験でした。」
「今回ビジョンストーリーを作成して、自分の五感・感情を意識することの大切さに気付いた。
その結果、自分に自信が持てるようになり、明るくなることができた。」
「非常に良かった。今後もぜひ参加したい。」
「これまでどうせできないという前提でやる前にあきらめてしまうことが多かった。
ビジョン・ストーリーのワークショップのなかで、自分をポジティブに変えることを学べた。
未来の明るい見通しを立てることができ、自分の気持ちが非常に前向きになれた。」
「周りのひとたちからも雰囲気が明るくなったねと言われるようになった。」
生き生きとコメントしていただいた参加者の方の顔が印象的でした。
変形性股関節症の患者にとって
闘病生活は、暗く大変な日々です。
私自身も前向きになれずに途方にくれていた時もありましたが、そんな時に出会ったのがこのビジョン・ストーリーでした。
このブログを読んでいる方々もきっと同じような想いをされていると思います。
機会がありましたら、ぜひ、この体験型講座に挑戦して下さい。
今回の参加者の方々のように、きっと不安な日々から明るい日々に変わっていくことでしょう。
この記事が少しでもあなたの未来に役立てば幸いです。