変形性股関節症と正しく向き合う会代表理事の井口です。
私自身が実感していることの一つに、
「変形性股関節症と起業はかなり相性がよい」
ということがあります。
実際、変形性股関節症になっても何とか仕事を楽しみながら続けられているのは、自分自身が「起業」しているからです。
今日は、変形性股関節症で今後の仕事をどうしようか悩んでいるあなたに向けて
「起業という選択肢は”アリ”です。
でも、最初はなるべくコストを下げて小さく始めるといいです」
ということをお伝えしようと思います。
私の経験談
ここから、私自身の起業経験についてお伝えします。
あなたが起業したとしたらどうなるのか。
イメージだけでも想像しながら読んでみて下さい。
私が起業したのは出産2年後のことでした
私は、出産後に家庭生活にどっぷり浸かることで社会との接点がなくなることに不安を覚えていました。
そのため、出産後すぐに輸入商社に入ったのです。
そこでは輸入業務を学びましたが、1年が限界でした。
というのも、当時は子供を保育園に預けて仕事をする女性がまだめずらしい時代でもあり、子供の病気で会社を休むこともはばかられる雰囲気だったからです。
その状況を何とかしたいと考えた私は、仕事と子育ての両立を目指して個人事業主として「起業」することにしました。
何で起業するかはかなり悩んだのですが、せっかく会社で輸入業務を学んだので、商品を海外から輸入して販売することから始めることにしました。
興味のあった「ファッション」をテーマに、海外の知り合いのお店から輸入した商品を販売したのです。
そのうち、
・ 海外のメーカーが出展する展示会に行って直接取引したり
・ オーダーメイドの皮製品を作る職人の方と連携してお店から注文を受けたり
・ 友人を通じて個人のお客様からの注文を受けたり
と、だんだんと仕事の幅が広がってきました。
10年後には、取引先が大手のデパート等になってきたので、会社を設立することにしたのです。
この間、扱う商品内容は変化していきましたが、個人事業主として仕事を続けることができました。
これが、私が起業してから会社設立するまでの経験談です。
このお話には2つのポイントがあります
1つめは
私自身、変形性股関節症になった後に起業した訳ではないのですが、「出産と家庭の両立」という状況を打破するために「起業」がとてもよい選択肢になったことです。
あなたが変形性股関節症のせいで今後の仕事について悩んでいるのであれば、その状況を打破するために、仕事量や仕事内容を自分で決めることができる「起業」は有効な選択肢になると思います。
実際、私自身も「起業」していたおかげで、変形性股関節症になった後にも仕事内容や量を調節することで、何とか仕事を楽しみながら続けることができています。
これが1つめのポイントです。
2つめは
なるべくお金をかけずに、小さく始めるということです。
起業当初、かかったお金は海外の知り合いのお店から商品を輸入する仕入れ代金数万円くらい。
自宅をオフィスとして使用し、できることは自分自身でやることで、ほとんどお金をかけずにスタートできました。
小さく始めて、お金をかけないことは、起業仕立てのタイミングでは本当に重要です。
というのも、
・ お金がなくても、なんとかするための知恵やいいアイデアが生まれる
・ とにかく稼がないといけないというお金のプレッシャーが少なくなり、心の余裕が保てる
ため。
特に心の余裕は本当に大事です。
これがないと、経営判断が鈍ってしまうので、うまくいくものもいかなくなります。
ぜひ参考にしてください
「起業」というのは、最初から大きくおこなう必要はありません。
自分の生活の延長上で他人の困りごとや悩みを解消できる商品やサービスを考える。
それを実際に試しながら、より良い商品やサービスにしていく。
これを続けていくことが一番重要なのです。
この記事があなたのお役に立てれば幸いです。