変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
2025年ももう終わり。
時間が経つのは本当に早いです。
今年も、協会活動を通じてたくさんの患者さんと接することができました。
”変形性股関節症を克服した元患者だからできるサポート”を提供し、たくさんの患者さんから「ありがとう」のお声をいただくこともできました。
これを糧に、来年もますます協会活動を頑張っていこうと思います。
さて今回は
今年最後のブログとなります。
そこで、どうしても今年中にもう一度お伝えしたいことをテーマに選びました。
それが、変形性股関節症の克服のキモ「リハビリ運動と股関節ケアの両輪」という考え方の話。
この考え方は変形性股関節症を克服する上で欠かせないものなのですが、まだまだこの考え方を本当に理解し、行動に移し、結果を出すことができる患者さんは少ないと痛感しております。
ぜひ今回のブログを熟読していただき、、まずはできるところからでよいので、実際の闘病に取り入れていただければと思います。
「股関節の運動と股関節ケアの両輪」とは
この考え方は、端的にまとめると
・ 変形性股関節症患者は、股関節周辺の筋肉を強化することがすごく大事。
・ 股関節の運動をしたら股関節のケアもセットで行うのが大事。
・ なぜなら運動で酷使された筋肉は、運動後のケアを行うことで適切に回復するから。
というものになります。
私自身の病気克服経験からも、協会でサポートする患者さんの結果からも、変形性股関節症を克服したいのであれば、この考え方を軸に具体的な闘病生活に取り組むことが必須になります。
ただ、このお話をすると
具体的にどんなふうに取り組めばいいのかイメージがわかない、という声もしばしばいただきます。そこで、イメージを持っていただくために、まずは私自身が実際に取り組んでいる「リハビリ運動と股関節ケアの両輪」の活動をお伝えします。
私の「リハビリ運動」
私は、術後1年は毎日1時間病院で指導を受けたリハビリメニューを自宅で実施しました。
さらに、12年前から現在に至るまで、月2回、パーソナルトレーニングを受けています。
ただ、月2回のトレーニングでは筋力維持が難しいため、最近ではパーソナルトレーニングに加え女性専用のサーキットトレーニングジムで週2~3回運動も行っています。
私の「股関節ケア」
「股関節ケア」として、私はアロマ浴や自身で開発したオリジナルアロマクリームを使ったマッサージ(=メディカル・アロマケア)を毎日欠かさず継続しています。
その他、月に数回は整体やマッサージに行くようにしています。
その中で
股関節ケアとして特に効果を感じているのが、メディカル・アロマケアです。
詳しくはこちらの記事にまとめていますが、メディカル・アロマケアで使うクリームは私の闘病時代に様々な試行錯誤を行い、自分自身の身体を実験台にして開発したものです。
このアロマクリームを使ってのマッサージは私にとって絶大な効果がありました。
現在でも、このクリームを使ってのメディカル・アロマケアを継続しています。
これが、私自身が実際に取り組んでいる「リハビリ運動と股関節ケアの両輪」の活動です。
では
「股関節の運動と股関節ケアの両輪」を継続するとどうなるか。
結論から言えば、変形性股関節症を最短ルートで克服できる可能性が大きく高まります。
私のケースで言えば、現在は同年代の健康な方と同じレベルにまで筋力が回復しています。

上記の写真は、中京大学の先生から依頼を受けて人工股関節手術後の人を対象にした調査に参加したときの結果です。深層筋・表層筋とも61歳の健康な人の筋肉量である、という判定を受けたのですが、このときの先生方の驚きようは今でも鮮明に覚えています。
また、現在ではこのような運動も日常的に行えるようになっています。
もちろん私だけではありません
協会が主催するリハビリプログラムに参加されている患者さんにも大きな成果がでています。
日常生活を取り戻し、たった3年で夢だった登山を再開できるまでに回復した患者さん。
伝い歩きしかできなかったのに、今では一人で沖縄旅行に行くまで回復し、前向きな自信を持てるようになった患者さん。
他にもたくさんの患者さんに結果がでています。
こちらのインタビューをご覧いただければよりリアルな様子がお分かりになると思います。
最後に
今回のテーマである「リハビリ運動と股関節ケアの両輪」という考え方は、全ての変形性股関節症の患者さんが理解し、実践すべきものです。
この記事をきっかけに「股関節の運動と股関節ケアの両輪」のことを正しく理解し、できるところから実際の闘病生活に取り入れてみてください。
もしわからないことや相談したいことなどがあれば、【個別相談付き】メディカル・アロマケア(股関節ケア)体験会や個別相談を通じて聞いてください。私の経験を踏まえ、患者さん一人ひとりに合わせた個別のアドバイスを具体的にお伝えいたします。
2025年の最後、この記事が少しでも患者さんにとって役立つことを願っております。
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