変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
最近当ブログをご覧いただく方が本当に増えてきております。
大変ありがたいことですし、同時に”患者目線での本当に役立つ情報”を提供することで少しでも変形性股関節症の患者さんに役立ちたいと想いを新たにしております。
一方で
ご相談いただいてもなかなか病状が改善しないということもあります。
特に、協会ブログに全く目を通さない状態でとりあえず自分の聞きたいことだけを聞いてみた、というケースで多いです。
そこで今日は、最近私が実感している”変形性股関節症の病状を改善するために大事な心構え”についてお伝えします。
ポイントは、”素直に人の話を聞き、まず実践してみること”。
変形性股関節症との闘病の際、本当に大事な心構えです。
ぜひご覧下さい。
変形性股関節症は
比較的年齢が高くなってから発症することの多い病気です。
そして、年齢を重ねると、人はどうしても自分の考えに凝り固まってしまいがちです。
身近な例を申し上げれば
私の母の話。
少し前から足腰が弱くなってきていた私の母は、このままだと筋力が落ちて日常生活を送るのが大変になる状況でした。
そこで、何とかしたいと考えた私は、何度も手を変え品を変え、定期的な散歩やスポーツクラブの体験会に一緒に参加しようと誘ってみたのです。
もちろん、足腰が弱ると日常生活に支障がでることや、その理由も繰り返し伝えました。
ところが、母は「家の中でたくさん歩いているから大丈夫。」と全ての誘いを断りました。
母自身が、自分の考えに凝り固まってしまっていたのです。
その結果、下肢が脱力してトイレに行けなくなるという最悪の事態となりました。
ついには、緊急入院することになったのです。
ここから私が学んだことは
「素直さが本当に大事」ということです。
年齢を重ねると、人の話を素直に聞くことが難しくなります。
例えば、協会に寄せられる相談内容で多いのが「股関節の痛みを何とかしたい」というもの。
この相談への根本的な回答は、
「”正しい運動と適切な股関節ケアの両輪”を継続することに尽きる」
というもの。
ただ、このお話をお伝えしても「それはそれとして、とりあえず一時的にでも股関節の痛みを何とかする方法はないか」と対症療法を求める方が多いです。
もちろん、対症療法は大事です。
が、よくあるのが、それで股関節の痛みが治まったら根本対処を行わない、というケース。
そして、股関節の痛みが再発したら、また対症療法を求めるのです。
これでは、絶対に症状は改善されません。
もし素直さをもって話を聞くことができれば、根本対処に継続的に取り組み、最後には病状改善につながるはずです。
なぜかというと、私自身が”運動と股関節ケアの両輪”を継続して、現在では同年代の健康な方と同じレベルの日常生活を送れているからです。
つまり、変形性股関節症の病状を改善したいのであれば、
「専門家やうまくいっている人の話を素直に受け入れて、まずは行動する」
ことが非常に重要となるのです。
その際に私が心がけていること
それは、ある程度結果を出されている方やその分野の専門家に話を聞く場合、お金を払ってでも話を聞いてみる、ということ。
ある程度結果を出されている方やその分野の専門家は、自己投資をしているはずです。
お金を払ってでもその知識や経験を自分のものにできれば、相手側も丁寧にアドバイスするでしょうし、お金を払う側も真剣にアドバイスに耳を傾けるようになります。
そうすることで、結果につながりやすくなることは間違いありません。
変形性股関節症で悩まれている皆さん
どうぞ「人の話を素直に聞き、まずは行動してみること」を大事にして下さい。
そうすれば、必ず結果がついてくるはずです。
この記事の内容が、ほんの少しでもお役に立てれば幸いです。
最後に一つお願いがあります
それは、協会へご相談いただく際、私からの返信メールに対して、最低限の返信をしていただきたいということです。
私は、いただいた質問に対しては真摯に時間をかけて返信させていただいております。
ただ、一部の方ではありますが、私からの返信に対して一切の音沙汰がないことがあります。
メールのやりとりであっても「礼儀」は大切なのではないでしょうか。
それでは、次回の記事もよろしくお願いします。