変形性股関節症初期だからこそ重要な「リハビリ運動＋股関節ケアの両輪」

変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。

股関節の痛みで病院に行ったら、変形性股関節症の初期と診断された。
ただ「まだ初期なので大丈夫！これまで通りの生活ができるはず」と自分を安心させている。

協会で相談を受ける患者さんの中には、しばしばこう考えている方がいらっしゃいます。

今日は、そんな患者さんに向けた内容です。
実は、変形性股関節症の初期にこそ意識すべきことがあるのです。

「自分のことだ」と感じた患者さんはぜひご覧ください。

初期だからといって何もせずにこれまで通りの生活を続けてよいワケではない

なぜなら、変形性股関節症は年齢と共に進行していく病気だからです。
特に、女性の場合は40代から筋力低下が著しくなるので、その前に手を打つ必要があります。

では何をすればよいのか

私が、初期と診断された患者さんに向けて強くお伝えしたいのが
「今なら十分に間に合います。アナタに合うリハビリ運動を始めて下さい」
ということです。

実は、変形性股関節症の初期はリハビリ運動の効果が非常に出やすいです。
適切なリハビリ運動を継続することで、手術を回避できる可能性が大きく上がります。

その際

非常に重要となるポイントが「リハビリ運動＋股関節ケアの両輪」を継続することです。

これは、簡単にまとめると下記の内容になります。
・ 変形性股関節症患者は、股関節周辺の筋肉強化が重要
・ 股関節の運動後は股関節ケアもセットで行うのが重要
　 なぜなら運動で酷使された筋肉は、運動後のケアを行うことで適切に回復するため。

診断されたばかりの状況では

お医者さんに定期的なリハビリ指導を受けることは難しいと思います。
ただ、ぜひ初期段階でもリハビリ指導が受けられるようにお医者さんにお願いして下さい。

難しい場合には、技術のある専門家、理学療法士、柔道整復師、パーソナルトレーナー等による個別指導を受けることも非常によい選択肢となります。

また、リハビリ指導を受けたら、その運動を自宅で毎日続けることが重要です。
いくらよい方法を知っても、実際に自分で継続して行動しなければ、結果はついてきません。

変形性股関節症、初期の今だからこそ

ぜひ「リハビリ運動＋股関節ケアの両輪」を継続してください。

この記事が少しでも役立つことを願ってやみません。