変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
オランダのある大学の研究チームが、股関節の形状をレントゲンで撮影して変形性股関節症の発症が予測できるAIプログラムを作ったという記事。
今回は、この記事についてお伝えしたいと思います。
この研究チームが開発したAIプログラムは
レントゲン写真から得られた股関節の形状をデータを基に等級別に順位付けをするものです。
なお、データは平均年齢56歳、84%が女性である1,000名近くを8年間追跡して取得しています。
股関節の形から変形性股関節症の発症を予測できるということは、予防的な観点から非常に意味があることだと思います。
加えて日常的な診療レベルでの評価が可能になれば、高度医療設備の導入も必要なくなります。
しかしながら、今の日本では、残念なことに、なかなか予防医療が進んでいないと思います。
たとえ変形性股関節症の発症リスクが予測できたとしても
将来の患者が積極的に予防的なリハビリに取り組むでしょうか?
私は、ここに患者教育の必要性を感じています。
また現状の医療制度では
変形性股関節症発症前のリハビリについては対応しておりません。
国の財政状況を考えると、今後もこの分野への取り組む可能性は皆無だと考えます。
やはり私達、患者側の意識を変えていくしか方法がありません。
寝たきりにならないために介護予防運動をするように
変形性股関節症予防運動を日常的に取り組める日が近いことを願うばかりです。
この記事があなたの股関節人生に役立つことを願っております。
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