変形性股関節症と正しく向き合う会代表理事の井口です。
変形性股関節症のリハビリは大切です。
特に、術後のリハビリは本当に大切です。
術後のリハビリの大切さは強調してもしすぎることがないくらいです。
先日開催したセミナーでも、この点が何度か話題にでました。
そこで、今日はもう一度この話を伝えたいと思います。
テーマは
「変形性股関節症の術後のリハビリを継続的に取り組む重要性について」
変形性股関節症に悩むアナタに、ぜひご覧いただきたいです。
変形性股関節症の術後リハビリがなぜ大事なのか?
それは、術後のリハビリをやらないと、日常生活を快適に過ごせなくなったり、
最悪の場合は人工股関節のトラブルに発展する可能性まであるからです。
そもそも術後のリハビリは
・ 退院後、通常の生活ができる状態まで回復する
・ 人工関節の動きを再学習、再獲得する
ために行います。
変形性股関節症は
長期間にわたって少しずつ進行していく病気です。
そのため、股関節の痛みをカバーしようと、長時間をかけて歩行時や姿勢などに変な癖がついてしまうことが多いです。
その癖は、人工股関節にして痛みがなくなったからといって、すぐには治りません。
癖を矯正せずに日常生活を続けていくと、股関節に変な負担がかかる可能性があります。
結果、日常生活が大変になったり、人工股関節のトラブルに発展する可能性もあります。
変形性股関節症の術後のリハビリは、そのような状態を防ぐために非常に重要となります。
変形性股関節症の術後リハビリについて
術後の入院中はどなたもきちんと取り組まれると思います。
ただ、退院後に「リハビリをやらなくなってしまう」という方もかなりいらっしゃいます。
退院後、股関節の痛みがなくなって、日常生活もそれなりにできているから、とリハビリを中止してしまう方が多いんです。
このような場合、一見不都合がないように見えても、
・ 体の変な癖が取れないで体に負担がかかる
・ 筋力が落ちて日常生活動作が大変になる
など、長期的には日常生活に支障がでる可能性が高くなります。
そうならないためにも、術後はずっとリハビリを継続し続ける必要があります。
【実例】術後28日間のリハビリ内容を公開
私は、変形性股関節症の術後、以下のような運動を行っていました。
・ 椅子に座って膝を交互に上げる運動
・ 椅子に座って膝を交互にしっかり伸ばす運動
・ 椅子に座ってつま先上げとつま先立ちをする運動
・ 枕をして仰向けの状態で両膝を立てて、ストレッチする側の足を抱えて30秒~1分止める運動
・ 仰向けで枕をして両膝を90度に曲げて、膝を胸に近づけるようにする運動
・ 椅子に腰をかけて、膝を開く⇔閉じるをゆっくり繰り返す運動
などを行っていました。
私の実体験をもとに、「術後1~7日間」と「術後から15~28日間」の話をまとめた動画がありますので、ぜひ下記の動画もご覧ください。
退院後こそ、リハビリを継続が重要です!
「継続は力なり」の格言をこれほど体感できる状況は他にはありません。
私も、ずっと継続してリハビリに取り組んでいこうと思います。
この記事が少しでも役立つことを願ってやみません。
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