変形性股関節症と正しく向き合う会代表理事の井口です。
私は、これまで何度も変形性股関節症で悩む方に対してリハビリでの「正しい」運動の大切さをお伝えしてきました。
併せて、自分自身の状態に合う「正しい」運動を行うために、股関節のことを熟知しているプロのパーソナルトレーナーの指導を受けることが大事であることもお伝えしてきました。
このお話を、変形性股関節症に悩む方に向けて具体的に知ってもらいたい。
そんな思いで、2018年5月27日、私が現在も指導を受けている股関節を熟知するパーソナルトレーナーである江口剛人さんを講師として「正しい」運動に関するセミナーを開催いたしました。
今日は、そのセミナーの様子をお伝えしようと思います。
どんなセミナー？
今回のセミナーのタイトルは、
” 口コミだけで予約が埋まってしまう疾病改善専門のプロのパーソナルトレーナーが教える
「ツラい体の痛みを和らげるための”正しい運動”の話」
～ あなたに本当に必要な運動のやり方が具体的に分かる個別指導付き ～”
定員5名のところ4名の方にご参加いただき、少人数でざっくばらんに参加者全員が積極的に参加しながら進む、”本当に中身の濃い”セミナーとなりました。
それこそ、参加者の方の質問も終了時間を大きく延長しての盛り上がりようだった程です。
内容は
ツライ体の痛みを和らげるための”正しい運動”について。
・ そもそも”正しい運動”とは何なのか？
・ なぜ”正しい運動”をすると、体の痛みが和らぐのか？
・ 自分の病状に適した”正しい運動”とは具体的に何をすればいいのか？
このような”正しい運動”を日常に取り入れるために知っておくべき基礎知識と具体的なやり方をまとめてお話いただきました。
さらに、参加者の方の個別の病状に合わせた”正しい”運動のやり方を具体的に知ってもらうため、個別指導も行いました。
江口パーソナルトレーナーは知識がすごいだけでなく、変形性股関節症や臼蓋形成不全など、たくさんの病気に悩む方をサポートしているため、話が具体的でわかりやすかったです。
例えば、”股関節の左側が痛い”といった体に現れる症状がなぜ起こるのか、筋肉の動きなどと合わせ非常にわかりやすく伝えてくださいました。
自分の体を使ったり、ペットボトルと輪ゴムで関節の模型を作って伝えたり、まさに「腑に落ちる」内容でした。
さらに参加者の方が喜ばれたのが
それぞれの病状に合わせて「正しい」運動のやり方を具体的に実践する「個別指導」。
セミナーで基礎知識を学んだあとでは、例えば歩き方ひとつでも、指導前後で”明らかに見てわかる”レベルで改善されていました。
同じ歩き方の癖一つとっても、人によってその原因が様々。
ある方は、筋肉を緩めることで「正しい」歩き方になる。
別の方は、筋力を上げることで「正しい」歩き方になる。
また別の方は、ストレッチで筋肉の可動範囲を改善することで「正しい」歩き方になる。
このように「正しく」歩くことひとつでも、人によって”合う”運動のやり方が変わります。
個別指導は、セミナーでお話いただいた理論を具体的に「実践」できていて、すごかったです。
参加者の方にもセミナーの感想を聞いてみました
正しい運動がなぜ必要か、よい指導者がどれだけ大切か、体系的によく分かりました。
また、個別指導では少しの体の使い方の違いで、体を楽に動かせるようになることが実感できました。
「股関節を安定させるための筋力トレーニング」の視点をお持ちの先生で、すばらしい内容でした。
（広嶋様）
果たして今やっている運動がよいのか、と疑問に思い参加させていただいたのですが、”正しく”運動することがいかに大切なのか、よくわかりました。
今取り組んでいるリハビリメニューについても、先生の具体的な経験や知識に基づくアドバイスをいただけて、非常に参考になりました。
（股関節手術後の方）
これまで病院で保存療法としてストレッチを行っていたのですが、そのままでよいのか迷っていたので参加しました。
セミナーを受けて、運動方法について間違って理解していた部分が多々あることに気づかされました。
きちんとしたパーソナルトレーナーさんを付ける必要を痛感しました。
（人工股関節手術を控えた方）
もともと筋力が不足しているので、運動しても正しく体が動かせていないことが気になっていました。
今回、”正しい運動”の話を伺えて、体をうまく動かすには、呼吸法などを含めた体の全てのつながりを意識する必要があることがわかり、目からウロコでした。
非常に説得力のある先生でした。
リハビリの運動は「正しく」行うことが本当に重要です。
今日のセミナーで、また確信を持つことができました。
なかなかお招きすることが難しい江口パーソナルトレーナーのセミナー。
ぜひまたお願いして、開催したいと感じました。
ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。
