変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
2018年11月18日。
東京日本橋で行われた股関節市民フォーラムに行ってきました。
この股関節市民フォーラムは公益財団法人日本股関節研究振興財団が主催。
今年で19回目を迎える、歴史あるフォーラムです。
今日は、股関節市民フォーラムで私が感じたことをお伝えしようと思います。
テーマ「地獄の沙汰も骨次第!」
今回のテーマはかなり刺激的なキャッチコピーですね!
フォーラムでは、「骨」をメインテーマにロコモティブシンドローム、骨体操、大学病院の先生よる特別講演などが行われました。
また、複数の企業による商品紹介もありました。
企業のパンフレット
歩行矯正マシーン装着
このフォーラムは、現在の股関節事情の最前線を知るいい機会でした。
ただ一つ残念だったのが、若い人が少なかったこと。
100名以上の参加者のうち、大部分が70代以上の方でした。
もっと若い方々にも参加していただきたかったです。
フォーラムで私が一番興味を持ったのは
特別講演の「骨と関節のアンチエイジング」についての話。
東京慈恵会医科大学整形外科の斎藤先生の講演が大変分かりやすかったです。
特別講演「骨と関節のアンチエイジング」
内容としては、
・ 日本における骨粗鬆症の患者は、1,300万人。
・ 60歳以上の半数以上が骨粗鬆症になっている可能性がある。
・ 骨粗鬆症の患者のうち、女性が1000万人と非常に多い。
これは、閉経後に性ホルモンが減少するため骨密度が低下することが大きな要因。
・ 骨の強さ=骨密度ではなく、骨密度+骨質(コラーゲン・棒状のタンパク質)。
そのため、日々の食事からカルシウムとコラーゲンを上手に取っていく必要がある。
といったものでした。
ここから感じたのは、変形性股関節症患者にとっては関節の動きだけではなく、骨の強さにも気を付けていく必要があるということ。
人工股関節を再置換しないためにも、骨の健康についても注意を払う必要がありますね。
これは大きな気づきでした。
今回股関節市民フォーラムに参加してみて
股関節事情の最前線を知ることができました。
今後も最新の股関節事情を知る機会を見つけて、どんどん参加してみようと思います。
なお、この記事ブログで書かせていただいた内容は、あくまでも私の個人的な意見としてご理解いただければと思います。
この記事が少しでもお役に立てば幸いです。