変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
私はこれまで、変形性股関節症と向き合うためにはリハビリ運動+股関節ケアを両輪として継続することが非常に大事であるということを繰り返しお伝えしてきました。
加えて、股関節のことをよく理解している専門家から指導を受けることが大切であることもお伝えしてきました。
このような想いから、2019年5月26日、私が大変信頼している柔道整復師の鈴木先生を講師として「正しい運動」に関するセミナーを開催しました。
タイトルは、”10年間で患者数25,000人の治療経験をもつベテラン柔道整復師(国家資格)が教える「ツラい体の痛みを和らげるための正しい運動の話」 ~本当に必要な運動のやり方が具体的に分かる個別指導付~”
この記事では、5月26日に開催したセミナーの様子をお伝えします。
ぜひご覧下さい。
今回のセミナーは
少人数限定でのセミナー。
茨城や千葉といった遠方からお越しいただいた方を含め、参加者4名での開催でした。
少人数ならではの和気あいあいとした雰囲気で始まったセミナー。
進むにつれて、参加者の方からの積極的な質問が飛び交い、終了時間を大幅に延長するほどの盛り上がりとなりました。
セミナーの内容は
「ツラい体の痛みを和らげるための正しい運動の話」を大きなテーマとして、4つの内容で構成されていました。
具体的には、以下の4つです。
ツライ体の痛みを和らげるための正しい運動について
・ 正しい知識と運動とは何なのか?
・ なぜ正しい運動をすると、体の痛みが和らぐのか?
・ 自分の症状に合わせた正しい運動とは、具体的に何をすればよいのか?
股関節の痛みについて
・ 股関節は、人の動きにおいてかじ取りをする場所。
・ 関節が正常に機能しなくなって色々な痛みを生み出している場合が多い。
・ 正しい運動ができていないと、体に疲労がたまってしまい血行障害を起こしてしまう。
変形性股関節症になったら
・ しっかりと症状が確認、リハビリができる先生を見つける
・ 症状に合った正しいトレーニングをする
・ 症状確認⇒リハビリや治療⇒筋力トレーニング⇒ダメなら手術
・ いきなり手術はダメ。手術は、最後の手段。
・ 術前、術後もしっかりとリハビリ、トレーニング、体のケアが最も重要!
・ 筋肉の部位と名称についての基礎知識
股関節によい運動
・ 壁コーナースクワット
・ ランジスクワット
・ ハイハイ体操
・ 胸椎ねじり
・ バランスボールキック
中でも私が特に面白いと感じたのが「ハイハイ体操」。
赤ちゃんがハイハイする動作を行う簡単な体操ですが、肩こりや腰痛を含め全身によい効果があるとのこと。
この話を聞いてから私も毎日実践しておりますが、確かにそのよさが実感できます。
ちなみにハイハイ体操を含む「股関節によい運動」のお話。
ただ話を聞くだけではなく、参加者一人一人が実際に運動を行い鈴木先生に修正していただくという実践的なものでした。
その中で、鈴木先生が立位の状態だけでどこが悪くてどんな症状が出ているかを正しく言い当てていることにビックリ。
私は「さすがだなあ!」と感動することしきりでした。
セミナーの後は「個別指導」
セミナー後、別室で参加者一人一人が、自分の症状に合わせた整体と運動の個別指導を体験しました。
自分の現在の身体の状態にピッタリ合う運動を知り、やり方まで学ぶことができる個別指導。
参加者の方全員から、本当に役に立ったという声をいただきました。
ちなみに
参加者からいただいたセミナーの感想はこちら。
皆さんに役立ったようで、本当にうれしく思いました。
・ 教えていただいた運動を続けて一生涯自分の足で歩きたいです。(千葉県 K.Iさん)
・ 股関節の正しい運動によって痛みが軽減したり、進行を防ぐことができると分かり、大変勉強になりました。(茨城県 S.Yさん)
・ 自分の悪いところ、癖が分かってよかったです。(人工股関節手術後のK.Nさん)
今回のセミナーを通じて
鈴木先生という専門家の目から見ても、私がブログで強く訴えてきたリハビリ運動と股関節ケアの両輪が非常に重要であることが再確認でき、大きな自信となりました。
変形性股関節症の患者にとって非常に役に立つ「正しい運動」のセミナー。
今後もぜひ続けていきたいと考えております。