変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
変形性股関節症になるとつらいのが、股関節の痛み。
ひどい股関節痛があると、日々の生活や仕事が本当につらくなりますよね。
この股関節痛の悩みを少しでも減らすために私がやっていたこと。
それが「股関節日記」をつけることです。
股関節日記を通じて自分の股関節の状態を把握することで、前もって股関節痛の対策を取ることができるのです。
今日は、この「股関節日記」についてお伝えしようと思います。
まさに、股関節痛の”転ばぬ先の杖”。
ぜひお役立てください。
股関節日記とは
股関節に関する情報を日々まとめたメモ書きのことです。
内容としては、
・ 日付
・ 天気
・ 最高気温
・ 最低気温
・ 体操をしたかどうか
・ 股関節ケアをしたかどうか
・ 一日の歩数
・ その日の股関節の状態
といったもの。
下の写真のようなイメージです。
股関節日記を継続して書くことで”これ以上歩くと股関節痛が起きる歩数”=”限界歩数”を知ることができます。
また、状態を記録することでどんなときに股関節の状態が悪くなるのかを知ることができます。
さらに、主治医との情報交換の際にもこの情報を基礎データとすることができます。
治療方法の決定など、大きな方針を決める際にも役立ちます。
中でも
限界歩数は特に重要です
この記事にもまとめましたが、仕事のスケジュールや日常生活の過ごし方が限界歩数で決まってくるからです。
ちなみに、私が変形性股関節症の末期状態のときの1日の限界歩数は6,000歩。
1日の歩数を6000歩以内に収めることで、仕事の外出スケジュールを決めていました。
結果として、余計な心配をすることなく仕事に専念できました。
また私の場合、一日の歩数を計測するために万歩計を使用していました。
最近ではスマホでも計測できますので、上手く利用されることをおススメします。
非常に役立つ「股関節日記」ですが
変形性股関節症の患者さんでこのような情報を記録している人に出会ったことがありません。
ただ、冒頭でもお伝えした通り、股関節日記を継続することで前もって股関節痛の対策を取ることができます。
もし少しでもよいと感じるようであれば、ぜひ試して下さい。
継続することで、必ずよい結果につながるはずです。
この記事が少しでも役立つことを願ってやみません。