※2018年3月13日、内容を全面的にリライトしました。
変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
「最近、股関節に違和感がある。
ちょっと調べてみたら、”変形性股関節症”かもしれない。」
そんなあなたは、ぜひ一度お医者さんに行くべきです。
ただそうはいっても、変形性股関節症の検査って何をするのか、想像がつきませんよね。
想像がつかないから、不安になって病院に行かない。
結果、病状が進行してしまう。
もっと早く病院に行っていれば、何か手を打てたかもしれないのに。。
そんなことにならないように、変形性股関節症の検査ってどんなことをするのかまとめました。
変形性股関節症の検査って何するの?
基本的には、問診・触診・画像検査の流れです。
ただ、正確な診断のために、様々な検査が追加されることもあります。
問診
まずはお医者さんとお話するところから。
他の病気でもそうですが、問診は非常に重要です。
よく聞かれる内容をまとめてましたので、前もって考えておくとよいと思います。
・ 痛みの部位、強さ、頻度、痛みが出る動作
・ 自分と家族の病気の経験。これは、股関節の形状の遺伝的な要因を確認するため。
・ 日常生活の過ごし方、仕事の内容、過去のスポーツ経験
触診
触診では、脚を開く、ひねるなどの動作を行います。
また、手で脚を動かして可動域も調べます。
この触診で、股関節の状態を把握することができます。
画像検査
股関節の状態を正確に調べるために画像検査を行います。
エックス線検査
股関節の状態を一目で見るための基本的な検査。
エックス検査で確認することは、
・ 股関節の「逆さまになったお椀」の中に、足の骨をスムーズに動かすための「球」がうまくはまった状態になっているかどうか
・ お椀と球の間のすき間が狭くなっていないかどうか
です。
他に、腰や膝などの他の部位に異常がないかどうかについても調べます。
MRI検査/CT検査
上記までの検査でも診断がつきにくい場合、MRI(磁気共鳴画像)検査やCT(コンピュータ断層撮影)検査をおこないます。
MRI検査は、ご存知の方も多いでしょうが、強い磁石と電波を使い体内の状態を断面像として描写するもの。
CT検査はエックス線検査の立体版で、レントゲン照射したあとにコンピュータで立体画像として描写するものです。
その他の検査
病気を診断するにあたり、可能性がある複数の病気を比較しながら、特定するための検査です。
腫瘍の有無を調べて画像化する「骨シンチグラフィー」や、関節リウマチの疑いがある場合に行われる「血液生化学検査」などがあります。
股関節に違和感を感じたらまずは病院へ
私自身の経験からも、本当に大事だと実感します。
検査の不安を払拭して、ぜひ行動してみて下さい。
この記事が少しでもお役に立てば幸いです。