変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
最近
変形性股関節症の患者さんのSNSの投稿を拝見していて感じることは、術後の経過が思わしくない患者さんが多いことです。
「人工股関節手術をすれば股関節の痛みがなくなると思っていたけど、痛みがあって調子が悪い。」
「こんなことなら手術をしなければよかったと後悔している。」
このような言葉をよく目にしますが、これは本当に股関節の痛みなのでしょうか?
もしかするとこれは、筋肉の痛みだということに気づいていないのかもしれませんね。
病院のリハビリだけに依存しているとこうなることがあります
私の場合は、術後全く痛みもなく、手術の傷口ですら痛みを感じたことがありません。
先ほどの投稿を拝見していると、何だかこのような意見を投稿することさえ気が引けてしまいます。
私の経験から申し上げると
術後のリハビリは、病院のリハビリだけでは全く足りません。
もし術後のリハビリを病院で受けているとしても週に1回、20分程度のリハビリでは、患者さんが望む仕上がりイメージには到底たどりつけません。
現在、私が40~45キログラムの重さを持ってスクワットできる状態になるまでには、相当な時間と努力を重ねてきました。
その経験を踏まえて、協会に定期的にご相談にお見えになっている患者さんには、毎日のリハビリ運動と股関節ケアをするように
アドバイスさせていただいております。
その結果、ほぼ全員が回復傾向にあります。
ご自身で術後の回復が良くないと感じている方は
以下の点が欠けている可能性があります。
1.入院中のリハビリ運動の量が全く足りていない
2.毎日のリハビリの運動量が少ない
3.リハビリ運動の方法が間違っている
4.毎日リハビリをしたら、その後すぐに股関節ケアをしていない
5.病院のリハビリだけに頼っている
6.現在の痛みの原因がどこから起因しているのか分からない
上記6つのうち1つでも当てはまることがあれば、
あなたが現在行っているリハビリ自体を見直す必要があると思います。
最近ご相談を受けたリハビリの事例においても
病院で行っているリハビリの方法が間違っていて、患者さんの股関節の状態をさらに悪化させてしまっているケースがありました。
このように病院のリハビリが絶対に正しいとは言えない可能性もありますので、ただ漠然と悩む毎日を過ごされているのであれば、是非、一度、協会の個別相談やメディカル・アロマケア体験会に参加してみることをおススメします。
「悩むなら行動せよ!」ですね。
最近の患者さんの悩みをうかがっていると
病院依存のリハビリから自立型リハビリに変わっていかなければいけない時代に入ってきているように思います。
今後のリハビリ生活において、この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
今日のリハビリ運動
今日は、スクワットバー担ぎです。
今回の重量は、24キログラムとなっています。
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