変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
今日は、変形性股関節症のお役立ちグッズを紹介します。
今回は、杖としても使える傘のご紹介です。
杖を使わないと歩けないけど、人の視線が気になるなら「杖傘」がオススメ
変形性股関節症の末期になると、歩行時の痛みがかなりひどくなります。
また、体も傾くため、杖を使わないと歩くのが大変です。
ところが、杖ってなんだか、人の視線が気になりませんか?
杖をついて歩くのって、なんだか気恥ずかしい。
当時、私はすごく気になっていました。
そこで愛用していたのが、この「杖傘」です。
※参考までに、私はこちらで販売しているものを購入いたしました。
見た目は普通の傘なのですが、先が杖になっている「杖傘」です。
そのため、この杖傘を使えば、人の視線を気にしないで外出することができました。
この杖傘、以前ユニバーサルデザイン関連の仕事をしていた時に出会ったもの。
まさか十数年後に、自分で使うことになるとは、夢にも思いませんでしたが・・・
よく尋ねられるのが
「雨の時はどうするの」という質問。
私の場合、折りたたみの傘をさしながら、杖傘を使っていました。
また、人工股関節の手術後は、杖として使用していませんが、雨傘として利用しています。
この傘にはかなり強力な撥水加工がされているため、傘を一振りするだけで、ほとんどの水分が飛んでいくので、傘としても重宝しています。
ただ、大雪の時は、人工股関節の私にとって大変です。
もし滑ったら、人工股関節が折れてしまう可能性が高いからです。
ですから、雪の時は、今でもできるだけ外出は控えるようにしています。
が、どうしても外出しなければならない時にはこの杖傘を使うようにしています。
実際、2014年に大雪が降った時には、この杖傘が大活躍したんですよ。
お困りの方はぜひ使ってみて下さい
変形性股関節症の末期になると、日常生活動作に制限が出てきます。
便利グッズを利用しながら、股関節に負担をかけないように生活することが重要です。
この記事が少しでも皆さんのお役に立つことを心から願っております。