【変形性股関節症】「病状がよくならない」と嘆く患者が取りがちな行動4パターン

       
【変形性股関節症と仕事】大元に立ち返る!手術で長期間仕事を休まざるを得ない場合に考えるべき2つのコト

 

変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。

変形性股関節症の患者さんの願い。
それは、病気を克服して以前のような日常を取り戻したいということだと思います。

ただ、現実には病気を克服できる人とできない人が存在します。
この違いは何なのでしょうか。

この点について、これまで協会の活動を通じて接してきた患者さんの様子から、私なりに見えてきたことがあります。

今回は”「病状がよくならない」と嘆く患者が取りがちな行動4パターン”と題して、その内容をシェアしようと思います。

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「病状がよくならない患者」が取りがちな行動4パターン

それは、次の4つのパターンです。

パターン1.病院で診察したり、薬や湿布を処方してもらったから大丈夫、と安心してしまう
パターン2.股関節の痛みが増してくると強い薬と注射に依存してしまう
パターン3.病院などでリハビリ指導を受けてもやるのはその場だけ。自宅では全くやらない
パターン4.すぐに結果が出ないからと、次から次へと渡り鳥状態を続けてしまう

これらに共通するのは「他者への依存度が高い行動」である、という点です。
私の経験上、こういった”依存的な態度”を取る患者さんの症状改善は非常に難しいです。

パターン1

これは「病院で診察したり、薬や湿布を処方してもらったから大丈夫、と安心してしまう」というものです。

このケースでは、患者さんは「病院で診察や薬の処方をしてもらった」という事実に安心してしまい、それ以上の行動を起こすことはありません。

ただ、変形性股関節症について調べればわかるのですが、薬や湿布は所詮”対処療法”でしかありません。

変形性股関節症を克服するには、対症療法で股関節の痛みなどを抑えつつ、根本的な対処としてリハビリを着実に継続して行う必要があります。

パターン2

次は「股関節の痛みが増してくると強い薬と注射に依存してしまう」というものです。

このパターンの患者さんは、変形性股関節症によるひどい股関節の痛みから少しでも逃れようとして強い薬や注射に依存していきます。

ただ、強い薬には麻薬成分が入っているものもあり、薬への依存が強まると思考能力が極端に低下し、物事を適切に判断することが難しくなります。

注射についても打つことができる回数に限りがあるため、ずっと打ち続けることはできません。

このパターンの患者さんは「薬や注射は対処療法でしかない」ということをしっかりと理解する必要があります。

パターン3

これは「病院や理学療法士からリハビリ指導を受けてもやるのはその場だけ。自宅では全くやらない」というものです。

このパターンの患者さんは、何となくレベルではリハビリの重要性を理解しています。
そのため、病院などでリハビリ指導を受けた際にはある程度取り組む傾向があります。

ただ、日常生活ではどうしても他のことを優先してしまい、結果としてリハビリは病院だけ、という状態になります。

当然ですが、リハビリは日々継続して実践しなければ効果はでてきません。
”リハビリの継続”という根本対処を避けている状態では、病状が改善することはないのです。

ちなみに、私の経験上このパターンに陥る患者さんは非常に多いです。

パターン4

最後は「すぐに結果が出ないからと、次から次へと渡り鳥状態を続けてしまう」ケースです。

このパターンの患者さんは、
「せっかく治療しているのに、なかなか結果がでない。」
「何か他にもっとよい方法があるのではないか?」
という焦りと不安を常に持っています。

その焦りと不安から、目にうつるいろいろな治療方法を次から次へと試していく”渡り鳥状態”になっているのです。

ただ

変形性股関節症の治療、特に根本対処であるリハビリ関連の治療は結果がかかるまでにある程度の時間が必要です。

この点、患者は強く肝に銘じる必要があります。

なぜなら、変形性股関節症の根本対処では、痛む股関節を庇うために身に付いた”変な動きの癖”を直す必要がありますが、そのためには癖を身に付けるのと同じかそれ以上の時間がかかるからです。

私の場合も、変形性股関節症末期の症状として跛行(はこう)=体を揺らす癖が出ていたのですが、この癖は6年間かけて身に付いたものでした。

そして、術後にこの癖を完全に直すまでに5年ものリハビリ継続が必要でした。

この事実は医者も理学療法士も明確には伝えてくれません。
ただ、患者にとっては必ずしておくべき重要な内容です。

ちなみに、パターン4の患者さんも非常に多いです。

今回は

「病状がよくならない」と嘆く患者が取りがちな行動4パターンをお伝えしました。

変形性股関節症を克服するには、上記のような「依存的な態度」ではなく、自分自身が主体となる「自立的な態度」でリハビリに取り組む必要があります。

ぜひ、こちらの記事で詳しくお伝えしている「「リハビリ運動と股関節ケアを両輪として継続する」という考え方を基本として自立的にリハビリに取り組んで下さい。

この記事が、変形性股関節症を克服するためのきっかけとなれば幸いです。

 


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