変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
今日は私が普段おこなっている呼吸法についてお伝えしたいと思います。
呼吸法には、胸式呼吸法と腹式呼吸法の2つがありますが、最初の胸式呼吸法は肩で息をするような効率の悪い呼吸法です。
疲れやすく息切れが強くなり、肺の機能を低下させてしまいます。
この胸式呼吸法は、コロナ対策には向いていません。
もう一つの「腹式呼吸」が今日お伝えしたい呼吸法です。
「腹式呼吸」について
腹式呼吸は肺の働きを良くして息切れを少なくしてくれます。
コロナ対策にはバッチリです。
また、腹式呼吸法は横隔膜を上下に動かすので、自然と横隔膜を鍛えることができます。
自律神経の副交感神経にも働きかけてくれるので、緊張やストレスを軽減し体全体の筋肉の緊張から解放してくれます。
血液の循環も良くなって、冷え性の改善にもつながります。
ぜひ、リハビリ運動の導入部分として取り組んでみて下さい。
ちなみに、腹式呼吸中はお腹が膨らむので、腸の活動も活発になって便秘の解消に役立ちます。
特に私の場合は、お腹の内臓脂肪が減ってポッコリお腹が少しずつ凹んできました。
腹式呼吸の具体的な方法
腹式呼吸のやり方は以下の通りです。
1. 息を鼻から吸いお腹が膨らむのを手で確認しながら、口をすぼめてゆっくり息を吐きます。
2. リズムが掴めたら、吸う時の2倍の時間をかけてゆっくりと息を吐きだします。
3. 慣れないうちは、吐き出す息に意識を集中してください。
なお、深呼吸ではなく普通の呼吸でおこなうようにしてください。
腹式呼吸に慣れてきたら、歩行時や階段昇降時にも活用してみることをおススメします。
私の場合は、ラベンダー入浴をしながら、腹式呼吸をおこなっています。
ぜひ取り組んでみて下さい
腹式呼吸法は意気込んで頑張ろうとはせず、私のように入浴中や家事や仕事の合間を利用しながら実践することで習慣にしていって下さい。
変形性股関節症の患者さんにとって、腹式呼吸法は本当に効果があります。
「リハビリ運動+股関節ケア」の一環として是非、挑戦してみて下さい。
この記事が少しでもあなたのリハビリ生活に役立つことを願っております。
今日のリハビリ運動
バランスボールを使った腹筋運動です。
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