変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
変形性股関節症が進むと、股関節の痛みが強くなります。
特に末期になると、痛みのあまり歩くことが本当にツラくなってきます。
私もそうでした
私の場合は、進行期から末期にかけて股関節の痛みがひどく、本当に大変な思いをしました。
そこで今回は”歩くこと”をサポートする道具のお話をします。
股関節の痛みに負けず、少しでもラクに歩くために、ぜひ参考になさってください。
”歩くこと”を少しでも楽にするための3つの道具
基本となるのが、靴
まずは歩く際の基本となる道具、靴について。
私は靴の専門家ではないので、自分の実際の体験からお話していきます。
入院中のリハビリで使っていた靴
私は、入院中のリハビリの際に皮革製のウォーキングシューズを使っていました。
写真がないためお見せ出来ないのですが、非常に丈夫な靴で、8年間愛用していました。
この時履いていた靴の特徴は、ひもとファスナーの両方がついている点。
靴を履くときはひもを使い、靴を脱ぐときはファスナーを使う。
この使い分けできるのは非常に便利であるため、リハビリの際の靴を選ぶ際には、ひもとファスナーがついた着脱しやすい靴を候補にするとよいでしょう。
靴を用途によって使い分ける
室内リハビリ用にはウォーキングシューズ、外出用には皮革製のウォーキングシューズと、現在では、私は靴を用途によって使い分けるようにしています。
参考までに、次のようなものを使っています。
室内リハビリ用ウォーキングシューズ
外出用のウォーキングシューズ
股関節にトラブルを抱えている場合、用途によって靴をうまく使い分けることは非常に有効だと感じています。
股関節ガードル
次が、股関節ガードルです。
私が使っていたのが「動く姿かろやか(R)ガードル」という商品です。
通年用のガードルで、股関節をやさしく支えて安定させてくれます。
また、生地にパワー差があるので脚が動きやすくなるだけでなく、ひざ関節もサポートします。
丈はロングでひざ下まであります。
なお、足首までの長い丈がお好みの方には、足首丈もあります。
私は、締め付けタイプの下着はあまり好きではないのですが、試着してみたところ、このガードルには締めつけ感が全くなかったため、購入してみました。
実際に使うと、歩行時に股関節が安定することが体感できました。
杖傘
3つ目が杖傘です。
冒頭でもお伝えしましたが、末期になると、歩行時の痛みが本当にひどくなります。
それをカバーするために、身体の傾きが出ることも多く、杖がないと歩くのが大変になります。
ただ、当時私は杖を使いたくありませんでした。
なぜなら、人の視線が非常に気になり、気恥ずかしかったためです。
そこで、私は杖傘を愛用していました。
このように、杖傘は一見普通の傘に見えますが、先端が杖になっています。
そのため、私は杖傘であれば人の視線を気にせず使うことができました。
このお話をすると聞かれることがあります
それは「本当に雨が降ったときはどうしていたのですか?」という質問。
私の場合は、折りたたみ傘をさしながら杖傘を使うという合わせ技でしのいでいました。
”歩くこと”を少しでも楽にするために
今回は、私が実際に使ってよかった3つの道具のお話をさせていただきました。
ぜひ、よいと思うものがあればご自身の闘病生活に取り入れてください。
もし何か気になることがあれば、協会が主催する【個別相談付き】メディカル・アロマケア(股関節ケア)体験会や井口由紀子の個別相談も開催しております。役立つ道具以外のことでも深く相談できますので、うまく活用してください。
この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
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