変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
協会で定期的にご相談を受ける患者さんにおススメしている方法の1つが、股関節日記です。
私がオリジナルで作成したシートに毎日記入していただくという簡単なメモ日記です。
日記なんて
面倒くさいと思われるかもしれません。
が、これが実に簡単な書式になっているのでほとんど時間がかかりません。
〇×や数字を入れるぐらいなので、すぐに終わってしまいます。
実は
股関節日記をつけるということは、自分の股関節と向き合うということなのです。
この一連の簡単な作業を行うだけで、股関節の痛みが大きく違ってきます。
股関節の痛みというのは人それぞれに違っていて、
・ どんなことをした時に痛くなるのか
・ どれくらい歩くと痛くなるのか
・ 気温や天気などがどのように影響するのか
などに大きく左右されます。
そのため、股関節日記をつけて股関節の状態を知ることがとても重要になってくるのです。
もちろん
患者さんには「リハビリ運動+股関節ケアの両輪」を実践していただくのが前提ではありますが、皆さん、3カ月ぐらい経つと股関節の痛みと上手に付き合うことができるようになります。
なぜなら、ある一定期間自分の股関節としっかりと向き合うことで、股関節の痛みから抜け出す方法を見出すことができるからです。
そしてそれは、長期間やればやるほど研ぎ澄まされた感覚に変わっていきます。
実際に股関節日記を継続された患者さんからは
下記のようなうれしいコメントをいただいております。
「股関節の痛みについては、昨年の冬を10とすると
現在は、ほとんど痛みが感じられない状態になりました。」
自分の股関節の痛みをコントロールできるようになると
保存療法中の不安から解放され、物事を前向きに捉えることができるようになります。
変形性股関節症の患者さんには、自分の股関節としっかり向き合うことの大切さを理解していただきたいと考えております。
この記事があなたの闘病生活にお役に立てれば嬉しいです。
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