変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
変形性股関節症などによる股関節の痛みって、本当につらいですよね。
私も変形性股関節症が末期に近づくにつれて、股関節が痛くて痛くて大変でした。
毎晩寝返りもできないほどの痛み。
少しかがむだけでも感じる激痛。
今思っても、痛みと闘う日常生活で自然に笑いがでることはほとんどありませんでした。
でも、そんな時だからこそ、無理にでも笑う。
つらい時こそ笑う。
そうすることで、私自身本当に救われました。
一時であれ、股関節の痛みを忘れられる。
笑いを継続することで、つらい股関節の痛みに対する耐性が高まるような気がしました。
だからこそ、股関節のひどい痛みを抱えるあなたに「笑う」ことをおススメします。
「笑い」の効果をまとめてみました
笑いには、下記のような効果があるそうです。
1.脳の働きを活性化させる
「笑う」ことで
・記憶力アップ
・脳のリラックス効果
・意思や理性の働きが活発になる
といった効果があります。
2.血行を促進する
大笑いすると、呼吸が深くなります。
結果として、体内に取り込まれる酸素が増え、血の巡りがよくなります。
3.自律神経のバランスを整える
自律神経とは、体を緊張させたりリラックスさせたりするための神経です。
通常人が起きているときは緊張モードになっているのですが、笑うとリラックスできます。
結果、緊張モードとリラックスモードが頻繁に切り替わることとなり、自律神経のバランスが整います。
4.筋力アップ
大笑いするとお腹や頬が痛くなったりしますが、これは腹筋、横隔膜、肋間筋、顔の表情筋などが動いている証拠。
結果として、多少ではありますが筋力を鍛えられます。
5.幸福感と鎮痛作用
「笑う」ことで、脳内ホルモンであるエンドルフィンが分泌されます。
エンドルフィンは幸福感をもたらすほか、”ランナーズハイ”の要因ともいわれます。
その効果はモルヒネの数倍。
強力な鎮静作用で痛みを軽減します。
この中でも、股関節の痛みに対して重要な効果は、
2.血行を促進する
4.筋力アップ
5.幸福感と鎮痛作用
となります。
つまり「笑う」ことでエンドルフィンによる鎮痛効果を得られる。
また、股関節の痛みの大きな原因である”股関節の動きが硬くなる”ことを血行促進と筋力アップで解消できる可能性があります。
無理にでも笑ってみよう
そのために簡単にできるのが、お笑い番組を見たり、コメディ映画を見ること。
実際、私の場合も綾小路きみまろのDVDに本当にお世話になりました。
股関節の痛みがひどくなってくると、毎日しかめっ面になってしまいますよね。
でも、しかめっ面をしてても何も変わりません。
どうせなら、笑って過ごしてみませんか。
この記事が、少しでも役立てばうれしいです。