変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
「退院後も継続してリハビリに取り組んでいますか?」
私は、変形性股関節症で手術を行った患者さん全員が、この質問に「はい」と答えるのが当たり前になってほしいと強く願っています。
今日は、もしこの質問に「いいえ」と答えたらどんな問題が起こる可能性があるか、お伝えしようと思います。
逆説的ではありますが、リハビリを継続し続けることの重要性を少しでも感じていただければ幸いです。
もし退院後もリハビリを継続しなかったら
1.長期間かけて身についた「変な癖」が抜けない
これは、可能性というよりもほぼそうなると思います。
私の場合でいうと、左側の股関節が悪かったせいで、体を左側にゆらして歩く「変な癖」がついていました。
この癖は、股関節の外側に大きな負担をかけてしまいます。
私自身は、この癖を矯正するために何年もリハビリを続けました。
もし、リハビリをしていなかったら・・・。
きっとこの癖は残ったままで、最悪は人工股関節トラブルに発展していたかも知れません。
2.日常生活に必要十分な筋力が維持できない
これについては、私自身の経験が大きな示唆を与えてくれます。
私の場合、回復度合いに応じた適切な負荷をかけたリハビリに取り組んできました。
結果として、現在ではかなりハードなトレーニングができるまでになっています。
今ならよく分かるのですが、もし私がリハビリを継続していなかったら、必要十分な筋力が維持できなかったでしょう。
それによって、日常生活が今よりも大変になっているであろうことは想像に難くありません。
3.体を動かすことに不安を感じる
これも、リハビリを継続しない場合に起こる可能性のある問題です。
リハビリは、継続することで自分自身の成長を感じることができます。
その成長の実感は、体を動かすことへの自信につながります。
もしリハビリを継続しなかったとしたら、手術後で股関節の痛みがなくなったとしても、ふとした瞬間に股関節が気になり、かばってしまうでしょう。
結果、自信をもって体を動かすことができなくなる可能性が高くなります。
自信をもって体を動かせないことは、それだけで日常生活の質を下げてしまう原因となります。
リハビリは一生継続する
このことは、私自信が実体験を通じて学んだ大きな教訓です。
アナタもぜひリハビリに取り組んでみてください。
適切なリハビリを継続することで、本当に生活の質が向上するはずです。
この記事が少しでもお役に立てば幸いです。
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