変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
あなたは、”ノルディックウォーキング”ってご存知ですか?
「聞いたことないよ」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
実はこのノルディックウォーキング。
変形性股関節症などによる股関節の痛みを軽くするのに、とっても役に立ちます。
私自身、実際にノルディックウォーキングでずいぶん助けられました。
今日は、このノルディックウォーキングについて書いてみようと思います。
股関節の痛みを少しでも軽くしたいと悩んでいるのであれば、ぜひ読んでみてくださいね。
ノルディックウォーキングとは
2本のポール(ストック)を使って歩行運動を補助し、運動効果をより増強するフィットネスエクササイズの一種である。
Wikipediaより引用
このノルディックウォーキング、もともとは1930年代にフィンランドのクロスカントリースキーチームの夏場のトレーニングとして行ったことが始まりだそうです。
ノルディックウォーキングでは、2本のポールをもって歩きます。
ちょうど、こんな感じです。
ノルディックウォーキングを行うことで、通常歩行に比べると、股関節への負担が大きく軽減されます。
同時に、膝・腰・足首などへの負担も軽くなるんですよ。
また、両手にポールを持つと、歩行時には4足歩行となります。
そうすることで、身体の90パーセントを活用する全身運動となります。
両腕をしっかり活用することで、歩幅が広がり、正しい姿勢が維持される効果もあります。
私自身の経験からいうと
ノルディックウォーキングに出会ったのは、変形性股関節症の人工股関節手術後をした病院でのリハビリメニューとしてでした。
実際にやってみると、とても安定した歩行ができ、歩く姿勢も自然と良くなっていったのを記憶しています。
ちなみに、私の場合、歩行時に体を傾ける癖がありました。
この体を傾ける癖がなかなか取れなくて苦労していたのですが、
ノルディックウォークを取り入れたことで傾きがかなり減ったんですよ。
変形性股関節症などで股関節が痛くなると、どうしても体は痛いところをかばおうとします。
結果、大なり小なり体の傾きがでるようになります。
ノルディックウォーキングは、この傾き矯正にすごく効果があります。
体の傾きが軽減されると、股関節の痛みが軽くなる。
そして、歩くことがとても楽になります。
さらに、正しい歩き方ができるようになると、股関節への負担も減ります。
人工股関節にもとってもやさしいです。
ぜひ試してみて下さい
たった2本のポールをもって歩くだけですが、本当に楽になりますよ。
股関節の痛みを軽くしたいなら、ぜひ試してみてくださいね。
ちなみに、リハビリ体操やアロマ浴と組み合わせるとより効果的です。
こちらもお試しあれ。