変形性股関節症の闘病で感じるイライラは２つの呼吸法で解消しましょう

変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。

変形性股関節症になると、日常生活でイライラすることが増えます。

股関節が痛んで、イライラ。
日常生活がこれまで通りに送れなくて、イライラ。
今後の仕事や生活に不安を感じて余裕がなくなり、イライラ。

変形性股関節症でなければ何でもない些細なことでも、すぐに”イライラ”へと変わってしまう。
変形性股関節症の元患者である私も同じでした。

そんなときに役立ったのが、深呼吸です。
私もきちんとしたやり方で深呼吸することで、ずいぶんリラックスできたのを覚えています。

今日は、イライラした気持ちを解消するために役立つ２つの呼吸法をお伝えします。
少しでも患者さんのリラックスにつながれば幸いです。

イライラしたときに役立つ２つの呼吸法

皆さんも経験があると思いますが、イライラしたとき人間の体は緊張しています。
緊張すると筋肉がこわばり、動きにくくなると同時に、呼吸が浅くなります。

今回お伝えする２つの呼吸法は、緊張をほぐしリラックス効果があるものになります。

１．脱力顔呼吸

脱力顔呼吸とは、入浴時に行うとより効果のある呼吸法です。
特に、アロマ浴と組み合わせて行うと最大の効果を発揮します。

具体的なやり方は次の通りです。
 ・ お湯の中でリラックスして、左右2～3回ずつ首を回す。
 　その際、「今気持ちいい」「今は首が伸びている」など首の感覚を意識してください。
 ・ 首の感覚を意識した状態で、ゆっくりと呼吸します。
 ・ 最後は、口を半開きにして「アー」と声を出しながらゆっくり呼吸を行います。

２．10カウント呼吸

10カウント呼吸は、就寝前に行う呼吸法です。
具体的なやり方としては、就寝時に頭の中を空っぽにして呼吸を数えるだけ。

一見簡単そうに思えるこの呼吸法。
実際にやってみるとなかなか難しいです。

ただ、シンプルだけど心のリセット効果は大きいです。
呼吸を数えることだけ意識を集中してみて下さい。

イライラした気持ちが増えてきたら

お伝えした２つの呼吸法を試してみて下さい。

また、うまくイライラを解消できたら「笑って過ごす」とさらに気持ちが切り替わります。
こちらの記事に「笑って過ごす」ためのヒントをまとめましたので、併せて参考にして下さい。

この記事が少しでも役に立つことを願ってやみません。