変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
協会の個別相談やメディカル・アロマケア体験会に
参加される患者さんを見ていると、ある気になる傾向が見受けられます。
それは、整形外科のリハビリの質の低下に加え、病院側の経営的な都合に患者が振り回された結果、本来であれば患者側が抱える必要のない問題を抱えてしまうというものです。
例えばある患者さんは
近くの整形外科を受診し医師に股関節痛を訴えると、すぐ変形性股関節症と診断されました。
診断後、リハビリ治療を受けるものの、数カ月経っても一向に改善しません。
医師側も、なぜ改善しないのか特定できない状態が続きます。
そうしているうちリハビリの限界日数150日が過ぎ、患者さんは放り出されてしまいました。
そして、痛みに耐えられなくなった患者さんは手術に踏み切りました。
また別の患者さんの場合
そもそもリハビリ自体が間違ったやり方で行われていました。
結果、来院前よりも症状が大幅に悪化してしまいました。
最終的には手術を行わざるを得ない状況になる可能性が高まっています。
つまり
上記のようなケースでは、そもそものリハビリの質の低下で、患者は本来なら抱える必要のない問題を抱える結果になっています。
さらに、手術件数が増えることは病院にとって実績的な意味でもそろばん勘定的な意味でもプラスになるため、私から見れば病院が湿布や痛み止めなどの対症療法を行うだけで、患者の症状が進行するのを待っているような雰囲気さえ感じてしまいます。
これは、これまで何度もお伝えしている通り、日本の医療費制度の限界とも密接に絡む構造的な問題です。
協会では
このような問題を抱えている患者さんに対し、個別相談やメディカル・アロマケア体験会などを通じて、まずはご本人の悩みを伺って現状を把握した上で、その方にとって最善の方法をアドバイスしております。
変形性股関節症と診断され、大変なショックを受けている患者さんこそ、まずは病院の現状をしっかりと把握していただきたいと思います。
この記事が変形性股関節症の患者さんにとって少しでも役立つことを願ってやみません。
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