変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
今日は、当協会がなぜ「変形性股関節症と仕事の両立」をテーマとしたワークショップを企画したのかについてお伝えしようと思います。
「このワークショップ、難しそう。。。」
「自分には関係ない世界の話だ。。。」
とお考えのあなたにこそ読んでいただきたいお話です。
ぜひご覧ください。
このワークショップを企画した理由
一言でいえば、変形性股関節症に悩む方を見てきたり、実際に相談を受けたりしたから。
具体的には
・ 最近、股関節の状態が気になって整形外科に行ったら、医師から「変形性股関節症です。治す方法は、手術しかありません。」と告げられた。
大きなショックを受け、これから何をどうしていいのか分からず途方にくれてしまった。
・ 変形性股関節症と診断され保存療法を行っているが、股関節の痛みはひどくなるばかり。
病院に行っても湿布と痛み止めの薬を処方されるだけ。
果たしてこの状態がいつまで続くのだろうかと不安な日々を過ごしている。
・ 正社員、派遣社員、パートタイマー等として仕事はしている。
が、最近、股関節の痛みがかなりひどくなり、通勤や仕事にも支障が出始めている。
このまま変形性股関節症と付き合いながら仕事をしていくことへの難しさを痛感している。
が、この先どうしていいのか分からない。
・ 仕事は続けたいが、股関節痛がひどくなっているため保存療法か手術療法かで迷っている。
どちらを選択したとしても先の見えない将来に不安を感じている。
・ 保存療法を続けながら仕事をしていくことに難しさを感じる毎日。
ただ、変形性股関節症とうまく付き合いながら何か社会に貢献できる仕事をしたいと漠然と考えている。
・ 人工股関節手術はしたけれども、自分が望んでいたほど股関節が回復していない。
これから完全回復までにどれくらいの時間がかかるのか先の見通しが立たない。
このまま自分の人生が終わってしまうのは何とも納得できない。
はたして自分に明るい未来がやってくるのだろうかと悩んでいる。
このような変形性股関節症で悩む方の姿を見てきたからです。
今回のワークショップは、そんな方に自分の仕事や将来に希望を持ってもらいたいと思い、企画いたしました。
変形性股関節症の患者として
私もかつては同じ悩みを抱えていました。
ただ、このワークショップのキモとなる「ビジョン・ストーリー」に取り組んだことで、自分が本当にやりたいことを見つけることができました。
それは、モヤモヤとした気持ちがまるで霧が晴れたようにスッキリした経験でした。
そして、ビジョン・ストーリーに描いた内容を早く実現したいという想いが強くなりました。
ブログでもご紹介したように、闘病生活中に描いたビジョン・ストーリーは現実となり、変形性股関節症と正しく向き合う会の設立、痛みを緩和するマッサージクリームの開発、リハビリ等のセミナーを企画するまでに至っています。
私自身が、変形性股関節症の患者として同じように悩み、ビジョンストーリーを使うことで将来に希望を持てるようになったからこそ、今回のワークショップの企画に至ったのです。
ちなみに
ビジョンストーリーを作ることは難しいものではありません。
実際、今までこのワークショップに参加された方で書けなかった人は一人もいないです。
「難しいかも」と悩む必要は全くないので、ご安心ください。
このワークショップに参加することで
一人でも多くの患者さんが、変形性股関節症と付き合いながら自分の未来に希望を持ち、前進されることを願ってやみません。