変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
今から13年前
変形性股関節症と初めて診断された私は、目の前が真っ暗になりました。
そのことは、今でも鮮明に覚えています。
当時、私は自宅近くの整形外科でレントゲン撮影を行った際、その場で変形性股関節症と診断されました。
そのときの医師からは「仕事は辞めなさい。歩くのは止めて、できるだけ自転車を使いなさい。」と言われました。
「仕事を辞めなさい」の一言
これは、私にとっては非常に大きなショックでした。
自宅に戻った私は、パソコンを開きました。
「変形性股関節症」というキーワードで検索し、該当する内容の文章を読みまくりました。
ただ、それらの情報は私の頭の中には全く入りませんでした。
ただただ暗闇を歩いているような気がしていました。
その後
そのクリニックで保存療法のリハビリに通いました。
ところがリハビリが終了して帰宅する頃には、さらに痛みが悪化。
それは半年間ぐらい続きました。
結局、半年通っても状態がよくならないどころか、以前よりも悪化したと感じた私。
そのクリニックでの治療を中止することしました。
そして、実母の通っている病院の整形外科に行きました。
これが私にとっての「セカンドオピニオン」ですが
そこでも私は、「変形性股関節症」と診断されました。
その頃にはかなり症状が進んでしまっていたため、最善の治療方法としては手術しかないと言われました。
私はこのとき、初めて「手術」を実感として受け止めることができました。
それから手術をしてくれる医者探しがスタートしたのです。
もし皆さんの中である程度の期間リハビリで通院しても全く症状が改善しない方がいらっしゃったら、別の医師を探した方が良いと思います。
ぜひ、セカンドオピニオン、サードオピニオンを利用してください。
そしてこのことは
リハビリ治療においても同じです。
「私の症状はまだ大丈夫!」と思わないで下さい。
まだ歩行が可能なうちに、信頼できる医者を探すことをおススメします。
私の周りでも、リハビリ通院しているけれども全くよくならないケースを最近よく見ています。
私の二の舞にならないように、時間の余裕を持って行動して下さい。
もし自分一人で解決できない場合には
協会の個別相談をご利用いただければと思います。
経験者からのアドバイスを聞くことで、前向きに進めるようになるからです。
この記事が変形性股関節症の患者さんにとって少しでも役立つことを願ってやみません。
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