変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
変形性股関節症のほとんどの患者さんは「運動はやらされている」と考えていると思います。
それは止むを得ないものかも知れませんが、どうせやるならその効果を理解した上で行うほうがプラスになります。
そこで今回は、運動の3つの効果についてお伝えしたいと思います。
ぜひご覧下さい。
運動の3つの効果
運動の効果としては、次の3つが挙げられます。
1.頭が良くなる
2.集中力が上がる
3.メンタルが安定する
それぞれについて詳しく説明していきます。
1.頭が良くなる
運動をすることで、BDNF(脳由来神経栄養因子)=脳の栄養になる物質が作られ、脳細胞が増えたり、脳細胞の機能を維持したり、成長させたりする現象が起こります。
結果、脳が活性化し頭がよくなるのです。
2.集中力が上がる
運動を習慣化し長期継続することで、基礎集中力が上がります。
3.メンタルが安定する
運動をすることで自律神経が整うため、メンタルが安定します。
自律神経とは呼吸や体温調節、代謝などを行う神経のことで、自分の意思とは関係なく自動で24時間働いています。
この自律神経には交感神経と副交感神経があり、交感神経により体の活動が、副交感神経により体の休息が司られています。
そして、この交感神経と副交感神経が整うことで、体の活動(=オンの状態)と体の休息(=オフの状態)のメリハリがしっかりとつき、オンの時間に高い生産性を発揮することができるようになるのです。
結果、自分自身がうまく活動できているという充足感を得ることができ、メンタルが安定するようになります。
変形性股関節症の患者さんにとって
リハビリ運動は「きつく、やりたくないもの」と考えてしまいがち。
ただ、これまでお伝えした運動の3つの効果を頭に入れながらリハビリを継続することで、病状の更なる回復に繋がります。
ぜひ参考にして「リハビリ運動+股関節ケアの両輪」を継続して下さいね。
今回の記事が今後のリハビリ生活に役立つことを願ってやみません。
最新記事をすぐ読みたい方はメルマガ登録!
メールアドレス入力するだけで
定期配信するブログ記事をすぐにご覧いただくことができます。
ぜひご登録下さい。