変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
変形性股関節症の大きな悩み、股関節痛。
暑さのピークを越え、これから寒くなってくると、股関節の痛みが気になる患者さんも多いのではないでしょうか。
実は、股関節の痛みは食べ物で軽くすることができます。
今回は、股関節の痛みを軽くするための食べ物についてお話しようと思います。
できる範囲でよいので、ぜひ日常の食卓に取り入れてみて下さい。
股関節の痛みを軽くするために役立つ食材5つ
1.グルコサミンを含む食材
これは、具体的にはえび・かに(特に甲殻類の外殻のキチン)、鶏の手羽先、長芋、山芋などがあります。
ご存じの通り、グルコサミンは股関節の軟骨をサポートする成分です。
通常の食事では体に吸収されにくいとも言われているため、サプリメントを併用するのもアリかもしれません。
2.青魚
サケ、イワシ、サンマ、うなぎ、まぐろ、ブリなどの青魚。
これらは、股関節の炎症を軽減するオメガ3脂肪酸が豊富に入っています。
そのため、股関節に効果的です。
ぜひ、旬のおいしい青魚をうまく摂るようにしてください。
3.コンドロイチンを含む食材
コンドロイチンには、グルコサミン同様に股関節の軟骨をサポートする効果があります。
コンドロイチンを含む食材としては、なめこ、オクラ、納豆、ふかひれなどがあります。
日常の食卓への取り入れ方としては、
なめこのお味噌汁やオクラのあえもの、納豆、ふかひれスープなど、様々な形で日常の食卓に取り入れることができます。
4.ザクロ
ザクロには、実は骨と関節の健康を維持する効果があります。
抗酸化作用、抗炎症作用もあるため、積極的に食卓に取り入れたい食材です。
ザクロそのものをおいしくいただくのがおススメです。
ザクロジュースにするのもよいですね。
5.ショウガ、ターメリック
ショウガ、ターメリックには、股関節の炎症を軽くする効果があります。
ターメリックはカレーに含まれていることはご存じだと思います。
ショウガは炒め物や煮物などで積極的に摂るのがおススメです。
寒い時期には、ショウガ湯として飲むのも最高ですね。
ちなみに
マーガリンや紅花油、コーン油などは股関節の炎症を進行させてしまいますので気を付けてください。
というのも、マーガリンに含まれるトランス脂肪酸やコーン油に含まれるオメガ6脂肪酸といった不飽和多価脂肪酸を含む油は、股関節の炎症を進行させてしまうためです。
ぜひ、なるべく使わずにすむ工夫をしてください。
股関節の痛みを軽くするために役立つ食材を
5つ紹介しました。
ぜひ、日常の食卓に積極的に取り入れてみて下さい。
この記事が少しでも役立つことを願ってやみません。
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