変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
変形性股関節症の跛行とは
簡単に言えば「歩行時の体の傾き」のことです。
跛行は中殿筋の筋力低下が原因なのですが、変形性股関節症を患って長い間跛行の歩き方をしてしまうと、例え筋力が回復しても「変な癖」となり、改善されにくい状態になるのです。
実際、2010年に左側の人工股関節手術を受けた際に私がベテランの理学療法士の先生から言われた言葉が「手術をしたら股関節の痛みはなくなるけど、体の癖はなかなか取れないよ。」というものでした。
これは、当時の私にとってとても衝撃的だったことを覚えています。
この跛行ですが
私の場合、跛行改善のために入院中のリハビリでノルディックウォーキングに挑戦しました。
ノルディックウォーキングでは、2つのポールを交互に突いて歩きますが、これにより歩行時の痛みの軽減や姿勢の改善が期待されます。
実際にやってみると分かるのですが、ポールを使うと体の揺れを感じることなくスムーズに歩くことができるのです。
さらに、ポールを使うことには免荷効果や酸素摂取量の増大効果も期待できます。
ノルディックウォーキングは正常歩行に近い形で歩行練習が可能なため、最近では病院のリハビリにおいても積極的に取り入れられるようになってきています。
協会に来訪される患者さんで
跛行が出ている方や杖を持つことに抵抗がある方には、ノルディックウォーキングをおススメしています。
術後の自己リハビリでも使用できるため、お金の無駄使いにもなりません。
跛行で悩まれている方は
ぜひ一度ノルディックウォーキングを試してみてください。
以前、ノルディックウォーキングについて書いた記事もありますので、併せてご覧下さい。
今回の記事が、あなたのリハビリ生活に少しでも役立つことを願ってやみません。
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