変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
私がいつもお伝えしている通り「リハビリ運動+股関節ケアの両輪」は非常に重要です。
ただ、これがなかなか続かないという患者さんは多いです。
なぜなら「リハビリ運動+股関節ケア」は”緊急で対処が必要”なことではないからです。
このような”重要だけど急ぎでない”ことを継続するには、継続のための環境づくりが非常に大切になります。
今日はそんな「リハビリ運動+股関節ケアの両輪」を継続させるための環境づくりの話です。
ぜひご覧ください。
環境が整えば「リハビリ運動+股関節ケアの両輪」は継続できる
私自身の経験からしても、協会でサポートしている患者さんの結果を見ても、このことは間違いない事実です。
ただ、この「環境」というのは
リハビリ運動や股関節ケアを行う場所ややり方の把握、などといった直接的な環境だけを意味しているのではありません。
むしろ、それ以外の部分が大きいです。
例えば、リハビリ運動+股関節ケアのやり方は分かっているけど、「とにかく全く時間がなくて継続できない」という患者さんがいます。
お話を聞いていくと、この患者さんは親の介護で自分のリハビリ時間が取れない状況でした。
実際、ある程度の年齢を重ねていくと、このように家族の問題で「環境」が整わず物事が進まなくなる場合がままあるのです。
ただ「環境を整える」ことは一人では難しい場合も多いです
なぜなら、渦中にいる本人は精神的な余裕がなくなり、メンタルが不安定になるためです。
先ほどの例でいうと、
・ 親の介護が忙しく、気持ちに余裕がなくなる。
・ その中で”全部自分でやらなければ”と視野が狭い状態になる。
・ 結果”これから先が真っ暗”という不安な状態になり、何も手につかなくなる。
という形です。
このようなメンタルの問題は自分一人で解決するのは難しいため、他人からのアドバイスを受けることが有効です。
例えば、上記のように悩んでいる患者さんが「他の家族や外部のサービスを頼って介護をサポートしてもらい、自分の時間を確保することが大事」といったアドバイスを受けると、先に希望を感じるようになり、気持ちが明るくなります。
結果として気持ちに余裕がでるため、リハビリ運動+股関節ケアといった本人の状態改善のための取り組みにも目がいくようになり、時間を確保することができます。
このように「リハビリ+股関節ケアの両輪」が継続できない場合は第三者の視点でアドバイスをもらうことが非常に有効です。
協会でも、メディカル・アロマケア体験会や個別相談で第三者の専門家としてのアドバイスをすることが可能ですので、うまく活用して下さい。
いずれにしても
「リハビリ運動+股関節ケアの両輪」を継続するには、トータルの「環境作り」が非常に重要になってきます。
これは、リハビリ運動だけでなく、仕事や個人の成長においても本当に大切なことです。
この記事を通じて、環境づくりを少しでも意識していただければ幸いです。
この記事があなたのリハビリ生活に役立つことを願ってやみません。
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