変形性股関節症と正しく向き合う会代表理事の井口です。
自分で歩くために非常に重要なのが、股関節。
ここに不具合が生じると、歩く、座る、立ち上がるなどの動作が難しくなり、日常生活にも影響が出てきます。
だからこそ股関節に異変を感じたら、直ぐに行動することが大切です。
ただ、実際には行動しない人も多い。
今日は、変形性股関節症で手術した元患者の私が、
「股関節に違和感を感じたときにすぐにしておけばよかったと思うこと」
をお伝えします。
「あの時に対処しておけば・・・」
と今でも後悔の念を持つ私の経験を、アナタはぜひ生かしてください。
まず必要なのは
股関節の違和感を感じることができるようになることです。
そもそも股関節の違和感を感じるコトができなければ、行動はできません。
股関節の違和感ですが
例えばこんなことで気づくのではないでしょうか。
・ 立ち上がったり長く歩いたら脚のつけ根が何となくいつもと違う感じがする
・ 運動後に脚のつけ根の違和感がある
・ 椅子に座っているときに足が組みにくい
・ 靴下をはくことや足の爪を切ることが難しくなった
ちなみに、私の場合は
・ 立ち上がったり長く歩いたら脚のつけ根が何となくいつもと違う感じがする
が違和感のはじまりでした。
当時、仕事に夢中でいろんなところを駆け回っていた私は、何となく太もものだるさや脚の付け根が変だな、と感じることがありました。
でも、しばらくすると治まる。
結果として、そのままにしておく。
この記事にその顛末が書いてありますが、違和感の繰り返しが続き、ある日突然歩けなくなったのです。
それはさておき、まずは股関節の違和感に気づくこと。
そのために、常に自分が感じた違和感を意識することが重要です。
股関節の違和感に気づいたら
まずは病院に行くこと
自分の股関節がどのような状態なのかを知らないと正しい対処ができません。
また、股関節の正確な状態を知らないことは、病気を過剰に恐れることにつながります。
結果としてマイナスに考えるようになり、不必要なほどに落ち込むことがあります。
とにかく、ご自身の状態を正確に診断にすることが重要です。
さらにセカンドオピニオンを受ける
私の経験では、自分の病状を正しく知るには数人の医者に診てもらうことが重要です。
通うのが大変だからと言って、近所の医者だけに頼るのは本当に危険です。
その際、
・ 股関節を専門にしている医者に診てもらうこと
・ リハビリを重要視している医者であること
・ 3人ぐらいの医者に診てもらうこと
がポイントとなります。
併せて、医者以外でも
・ 股関節専門の理学療法士
・ 技術のあるパーソナルトレーナー
など、変形性股関節症の症例を多く持っている人から話を聞くとよいです。
自分の病状を正しく知るには、複数の専門家の目を通すことが本当に大切です。
とにかく
股関節の違和感を感じたら、可能な限り早く行動を起こしてください。
この記事が少しでもお役に立てば幸いです。