変形性股関節症と正しく向き合う会代表理事の井口です。
「今の仕事をこれまで通り続けていくことが難しい。これからどうしたらよいだろうか?」
この疑問に集約される、仕事と闘病の両立問題。
特に、変形性股関節症でも仕事を続けざるを得ない事情を持つ患者にとっては本当に大きな悩みです。私自身、仕事の問題に非常に悩んだ経験を持つため、痛いほど気持ちが分かります。
今回は、患者が仕事と闘病の両立問題を考えるためのポイントを4つお伝えします。
全て、私の実体験から得た知恵です。
仕事と闘病の両立に悩む患者さんは、ぜひしっかりと考えてみてください。
患者が仕事と闘病の両立問題を考えるためのポイント4つ
現在の自分の股関節がどのような状態なのか、正確に把握する
現在の状態を知ること。
最初の一歩は、ここからです。
「そんなの言われなくてもちゃんと分かってる!」という方もいらっしゃるかもしれません。
ただ、私の協会活動を通じて得た経験からは、自分自身の股関節の状態を正確に把握している患者さんがびっくりするほど少ないことに驚かされます。
まず最初の一歩として
ご自身の現在の股関節の状態を正確に把握できているかどうかを改めて考えてみてください。
心からの自信をもって「はい」と言えないのであれば、病院で正確な検査や診断を受け、医者にしっかりと自分の股関節の状態を確認しましょう。
さらに、セカンドオピニオンやサードオピニオンを行い、現在の股関節の状態を確信をもって答えることができるようにしましょう。
今後の病気の進行具合を把握する
次が「これから、私の病気はどんなふうに進行していくのか?」という問いに対して自信を持って答えることができるか、というものです。
今後病状がどのように進行するのかを明らかにすることは、これから先、自分がどういった形で、どの程度の負荷で仕事と関わることができるのかを判断する際の大きな材料となります。
先ほどの自分の股関節の状態を把握することと併せて非常に重要な材料となるため、必ず押さえておくべき内容です。
この内容については
ぜひアナタの主治医に確認してみてください。
変形性股関節症を専門とする腕のよい医者であれば、正確に答えることができるはずです。
ある程度の医者であれば、多くの事例を持っているからです。
また、少しでも疑問が出た場合は、セカンドオピニオン、サードオピニオンをきちんと行うことも重要です。
さらに別の視点から
今後、病気がどう進んでいくのかを知るために、他の変形性股関節症の患者さんの実体験談を聞くことも非常に有効です。
他の方がどう仕事と闘病を両立させているのか、させてきたのか。
特に仕事と闘病の両立を成し遂げた患者さんの実体験談は、目から鱗になるはずです。
周りに変形性股関節症の患者さんがいない、という方は、個別相談付きメディカル・アロマケア体験会や井口由紀子の個別相談でも詳しくお話できます。うまく活用してください。
今後、股関節の痛みがどうなっていくのかを知っておく
次が、股関節の痛みの話です。
変形性股関節症の患者にとって、股関節の痛みは非常に大きな悩みとなります。
もちろん、仕事との両立を考える際に避けて通れない問題でもあります。
今後仕事をしていく上で、股関節の痛みによる制限がどのような形で出てくるのか。
この点について具体的にイメージするためには、病気の進行に伴い股関節の痛みがどのように変わっていくのかを把握しておくことが欠かせません。
こちらの記事に、私の場合の股関節の痛みの変遷をまとめてあります。
ぜひ併せてご覧ください。
今後、仕事と闘病を両立するための方法を考える
先ほどまでの3つの内容は、全て仕事と闘病の両立のための土台となるものです。
そして、患者は3つの土台となる情報を踏まえて、仕事と闘病を両立するための方法を考えていく必要があります。
その際、非常に重要なポイントがあります
それは、両立の具体的な方法を考える前に、今後の人生をどう生きていきたいかを明確にする、ということです。
というのも、目指す人生の姿が見えていなければ、自分がどのような形で仕事をしていけばよいかが決まらないからです。
仕事は人生の重要な一部ですが全部ではありません
仕事と闘病の両立をどう進めるかを考える前に、まず一度立ち止まって、今後どのような人生を過ごしたいのかを見直す。
そうすることで、自分自身が仕事にどんな「役割」を求めているかが明確になります。
ちなみに私の場合
闘病時代、私には「どうすれば仕事と闘病を両立できるか」だけに焦点を当てていた時期がありました。ただ、当時はその答えが全く見つかりませんでした。
そこで、「これから自分はどう生きたいのか」を繰り返し考えた結果、私の人生においては仕事を継続することが何より重要だという結論に至りました。
この人生の目標を前提としたところ、人工股関節手術を行うことで股関節の痛みをなくし、可能な限り早期に仕事に復帰するという方針を迷いなく選択することができました。
今回は
患者が仕事と闘病の両立問題を考えるための4つのポイントをお伝えしました。
繰り返しになりますが、これら4つの内容については、ぜひしっかりと考えてみてください
アナタにとってベストな「仕事と闘病の両立」方法が見えてくるはずです。
ちなみに
この問題は、一人で考えるのは非常に大変な類の問題でもあります。
もし一人で悩んで時間を無駄にしてしまうようであれば、一度井口に相談してください。
協会では、個別相談付きメディカル・アロマケア体験会や個別相談を開催しております。
アナタの現在の状況を踏まえたお話をさせていただきます。
最後に、この記事が少しでも役立つことを願ってやみません。
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