変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
変形性股関節症を克服するために、リハビリ運動は絶対に欠かせません。
ただ、それが頭で分かっていてもリハビリ運動が続かないケースはことのほか多いと感じます。
協会で多数の患者さんの相談を受けるようになって、このことを実感する機会も増えました。
そこで今日は、リハビリ運動がうまくいかない人に多い理由を挙げてみます。
うまくいかない理由を知ることで、少しでも患者さんがご自身のリハビリ運動をうまく進めるためのヒントを得ていただければ幸いです。
変形性股関節症のリハビリ運動がうまくいかない人に多い理由4つ
1.リハビリ運動を一生懸命にやり過ぎてしまう
こちらは、まじめな頑張り屋さんに多いケースです。
リハビリ運動にしっかり取り組めば股関節の痛みからも解放されると信じるあまり、過剰に運動を行ってしまいます。
結果として、かえって逆効果となりリハビリ運動がうまくいきません。
2.親の介護、家族の問題等により精神的な余裕がない
変形性股関節症の発症は、親の介護などの時期と重なる場合が多いです。
そのため、リハビリ運動の重要性は理解していても、介護や家族の問題などを優先させてしまう結果、リハビリがうまく継続できなくなります。
3.リハビリ運動について一度にたくさんのことを学んだ結果、不安を感じる
リハビリ運動をきちんと行いたい方は、リハビリについてたくさんのことを学ぼうとします。
それは素晴らしいことなのですが、特にまじめな方の場合、一度にたくさんのことを”正しく”理解しようとした結果、自分の中で整理しきれずに不安を感じることがあります。
その場合、最終的に「難しすぎて自分にはできない」とリハビリに挫折してしまいます。
4.自己流でリハビリ運動に取り組む
リハビリ運動は、自分の股関節の状態に合う適切な負荷の運動を正確なフォームで行う必要があります。
ただ、自己流のリハビリ運動はそれを実現することが非常に難しく、リハビリ運動でかえって体を痛めてしまうことがあります。
最悪の場合、リハビリ運動そのものができなくなる場合もあります。
変形性股関節症の患者さんは
自身の闘病生活に加え、他にも様々な問題を抱えながら病気に立ち向かっています。
その環境の中でリハビリ運動の成否を分ける大きな要因となるのが「メンタル」の問題です。
頑張りすぎるまじめな性格が逆効果になる。
介護問題などでそもそも気持ちに余裕が持てない。
完璧主義で前に進めない。
独りよがりで進めてしまう。
実は、メンタル的な要因はリハビリ運動がうまくいかない最も大きな原因かもしれません。
協会では患者さんの「メンタル」に寄り添ったサポートをしていきます
繰り返しになりますが、リハビリ運動は変形性股関節症の克服に最も重要なものです。
リハビリ運動がうまくいかないのであれば、メンタルの問題にも目を向けて下さい。
もし一人でうまくいかない場合、協会で第三者の専門家目線で「メンタルの問題」をサポートしておりますので、一度ご相談下さい。
この記事があなたの闘病生活にお役に立てば嬉しい限りです。
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