変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
2019年からスタートした協会のリハビリプログラムは
私の闘病経験をもとに、私が実際に色々と試してきた方法で大きな効果があった内容だけを取り入れて作っております。
基本方針としては「リハビリ運動+股関節ケアの両輪」の実践。
これは、絶対にゆずれないコアの部分です。
これまでの協会活動を通じて心から感じるのですが
変形性股関節症の保存療法中の患者さんや人工股関節手術後の患者さんには、
・整形外科のリハビリにいくら通っても良い結果を得られない。
・術後に股関節の痛みがないのでリハビリを続けないでいると、調子が悪くなってしまった。
何のために手術をしたのだろうと考えている。
という方が増えてきています。
それは、手術の入院期間が短くなったしわ寄せがリハビリ時間の極端な減少という形になって現れているためです。
言ってみれば、とりあえず杖を使って歩ければOKということがリハビリのゴールになってしまっており、リハビリが本当の意味で機能改善のレベルに至っていないのです。
ちなみに私の場合は
主治医がリハビリに精通している人でしたので、術後には全く問題がありませんでした。
加えて私自身がリハビリを実践していく中で、人工股関節の再置換手術を回避するためには自主リハビリがとても重要だということを理解できました。
そのため、当然ながら現在も自分の人工股関節の状態に合ったトレーニングを続けています。
現状、同年代の健康人と同レベルの筋力が維持できていますので、今年度は50代の筋力を目指していこうと思っております。
協会のリハビリプログラムの話に戻りますが
リハビリ運動の指導は、国家資格のある柔道整復師の先生にお願いしています。
また、私自身も主に股関節ケアを担当しております。
しかしながら、このプログラムは、ただ「リハビリ運動と股関節ケア」の方法を指導するだけではありません。
それぞれの患者さんに合ったメンタル面でのサポートもおこなっております。
実際にプログラムを続ける中で痛感したのですが
いくら素晴らしいプログラムがあっても、患者さん自身が日常生活の中でどれだけ主体的にリハビリ運動と股関節ケアを両輪で継続していくか、それが一番重要なポイントになってきます。
人任せの依存体質の患者さんの場合、絶対に股関節の状態が良くなることはありません。
なぜなら私自身がそれを証明しているからです。
協会では
プログラムをスタートする前に「依存体質では効果が出ませんよ」ということをお伝えした上で、ご本人に意思確認をするようにしています。
また一方で、せっかくプログラムをスタートしても「リハビリ運動+股関節ケアの両輪」の習慣化ができずに足踏み状態になっている患者さんに対しては、その患者さんの心の奥深くにある悩みに寄り添うことで心のブロックを外せるようにサポートしていきます。
つまり、協会では、股関節の状態を改善したいと願う患者さんに対して「本気」のサービスを提供しているのです。
まず目の前の患者さんを確実によい状態に持っていくこと
これこそが私の使命だと考えています。
今回のブログは私の決意表明になってしまいましたが、この記事がアナタの今後のリハビリ生活に少しでも役立つことを心から願っております。
今日のリハビリ運動
バーベルを担いでおこなうスクワット運動です。
ちなみに、バーベルの重さは20キロです。
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