変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
すっかり春めいてきました。
お散歩や外出が楽しみになる季節になりましたね。
ただ、そんな季節でも股関節の痛みが気になって、なかなか外に出る気になれないという患者さんも多いのではないでしょうか。
私もそうでした
変形性股関節症の患者として過ごした長い闘病期間の中「どうすれば股関節の痛みを少しでも和らげられるか」について試行錯誤を繰り返してきました。
今回は、私が闘病を通じて得た”股関節の痛みをやわらげる3つの知恵”をお伝えします。
ぜひご覧ください。
股関節の痛みをやわらげる3つの知恵
股関節の痛みをやわらげるために大事なのが、股関節の痛みを正しく知ること、痛みを軽くするために行動すること、、痛みに負けないメンタルを培うこと、の3つです。
この3つの知恵について、それぞれお話していきます。
知恵1.股関節の痛みを正しく知ること
ここでいう「正しく知る」とは、病気の進行とともにどのように痛みが変化するのか、という実態を理解することです。
「股関節の痛み」は正しく知ってこそ適切な対処ができる
なぜなら、股関節の痛みのことを正しく把握できていなければ、痛みに対する患者の不安や恐怖が際限なく膨らんでしまうためです。
逆に「今この段階にいる」「この段階ではこのくらいの痛みがある」と理解できれば、心が少し落ち着きます。それにより「今できることをやろう」という行動にもつながります。
私の体験談-闘病中の股関節の痛みの変遷
初期
初期の段階では股関節の痛みはほとんどありませんでした。
椅子から立ち上がるときや、歩き始め、長時間歩いたとき、階段の昇降時などの動作を始めるときに、たまに少し痛むことがあったり、足全体のだるさを感じることがある程度でした。
悔やまれるのが、この段階でリハビリを十分に行っておけば手術を回避することができただろうということ。ぜひ皆さんには教訓にしてもらいたいです。
進行期
進行期の段階になると、少しずつできない動作が増えてきました。
歩行時は、常に痛みを感じるようになる。
椅子から立ち上がる時に、しばらく痛みがある。
途中で立ち止まって休憩を入れないと、痛くて長時間歩けなくなる。
階段の昇降時に痛む。そのため痛くない方の足を使うようになる
といった感じです。
家事などはまだ何とか家族の手助けなしでこなしていましたが、股関節の痛みが治まるまでの時間も徐々に長くなっていきました。
末期
末期の段階では、常にひどい股関節の痛みを感じる状態でした。
椅子に座っている時にも脚のつけ根に痛みが出る。
椅子から立ち上がる時には、ひどく痛む。
歩行時に痛みがひどく、必ず杖を使う。
歩く距離が短くても、何度も休憩が必要になる。
就寝中や寝返りの際も痛くて目が覚める。
電車を使う場合は、必ず座る必要がある。
といった状態。
激痛のあまり、末期の外出は、駅から訪問先までの間であっても必ずタクシーで移動していました。買い物や洗濯物干しは、夫に毎回手伝ってもらいながら、家事は折りたたみ椅子に座ってできる範囲で行っていました。
知恵2.痛みをやわらげるために行動すること
私の場合、股関節の痛みを和らげるために試行錯誤を重ねていました。
痛みを軽くするための行動は患者さんそれぞれで変わってくるとは思いますが、ここでは、私が実際に効果を感じた2つの行動をお伝えします。
股関節を温める
股関節の痛みとは、科学的に見ると筋肉のダメージを修復する際に発生する現象です。
つまり、血行をよくして筋肉の修復効率を上げることができれば、痛みを軽減できます。
私の場合、次の2つの行動をよく行っていました。
使い捨てカイロを貼る
ポイントは、直接肌に貼るのではなく、スパッツや下着の上から使うこと。
サイズは小さいものでも全く問題ありません。
私の場合、真夏以外は使い捨てカイロを愛用していましたが、特に寒い時期の外出には、使い捨てカイロをお尻の中央から太ももの外側にかけて貼ると大きな効果を感じました。
アロマを活用した入浴
私が最も効果を感じ、継続していたのがラベンダー精油を使ったアロマ浴です。
実際の行動としては、
・ 自宅の洗面台を利用してアロマの手浴を行う
・ お風呂場のバスタブにお湯を少なめに入れ、アロマの足浴を行う
・ 手浴、足浴に慣れた後、アロマの半身浴を行う
ことを毎日行っていました。
なお、アロマとして使う精油の種類や量は、人それぞれの身体の状態で変えていく必要がありますので、分からない方は、専門家に相談してください。
協会でも、個別相談や個別相談付きメディカル・アロマケア個別体験会でアドバイスできますので、うまく活用してください。
万歩計・リュックを活用する
万歩計
変形性股関節症の患者さんであれば、”これ以上歩くと股関節の痛みがひどくなって歩けなくなる”という状態を経験したことがあると思います。
私は”その日はこれ以上歩くともう歩けなくなる”という状態になるぎりぎりの歩数を「限界歩数」と呼んでいるのですが、万歩計を使うことで、限界歩の数範囲内で行動することができるようになります。
結果として、股関節の痛みをコントロールできるようになります。
限界歩数は患者さんの股関節の状態によって変わります。
まずは、日々歩数の記録を付けていくことで自分の限界歩数を把握することが重要です。
ちなみに私の場合、末期の限界歩数は6000歩でした。
この歩数で生活をやりくりするのは本当に大変だったことを覚えています。
リュック
リュックを使うと股関節への負担が軽減できるため、股関節の痛み軽減対策としては有効です。
私の場合、歩くときは必ずリュックを使い、荷物をなるべく手に持たないようにしていました。
知恵3.痛みに負けないメンタルを培うこと
身体の状態とメンタルは、切っても切り離せない関係にあります。
気持ちが落ち込むと、同じ痛みでも「もっとつらい」と感じてしまう。
逆に、気持ちが前向きなときは、痛みへの耐性が上がります。
そのため、痛みに負けないメンタル面の対策を行うことも股関節の痛み対策として有効です。
特に大事なのが
股関節の痛みに負けない気持ちを作ることです。
そのために、将来への希望を持つことが必要となってきます。
将来への希望を持つことで、気持ちが楽になり、股関節の痛みへの耐性を上げる
私の場合で言うと、闘病中は「こんなに痛みに苦しむくらいなら、この経験を絶対に無駄にしたくない」という決意が将来の希望につながりました。
この決意のおかげで、闘病中のひどい股関節の痛みを何とか乗り越えることができました。
それが難しくても
「今日も一日、自分なりにがんばった」と自分をねぎらう習慣をつけるだけでも、メンタルを整えることができます。
今回は
私が闘病生活を通じて得た、”股関節の痛みをやわらげる3つの知恵”を共有いたしました。
できそうなものからよいので、ぜひ参考にやってみてください。
分からなければ、個別相談付きメディカル・アロマケア個別体験会や井口由紀子の個別相談を通じてアドバイスさせていただくこともできますので、うまく活用してください。
この記事が少しでも股関節の痛みに悩む患者さんのお役に立てば幸いです。
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