変形性股関節症と正しく向き合う会の代表理事、井口です。
私は、2019年11月から減量に取り組んでいます。
というのも、人工股関節をできるだけ長持ちさせたいから。
加えて、写真に太った姿で写るのがイヤだった、ということもあります。
こちらのほうが大きいかも知れませんが。笑
今日は、そんな”変形性股関節症の患者にとっての減量のお話”です。
気になる方は、ぜひご覧下さい。
股関節にとって減量が大切な理由
ある股関節の専門医によれば、日常生活で生じる股関節への負担は以下のようになるそうです。
・ 立っている場合、体重の0.6~1倍
・ 通常歩行の場合、体重の3~4.5倍
・ ジョギングの場合、体重の4~5倍
・ 階段昇降の場合、体重の6.2~8.7倍
股関節は要となる関節であるため、ひざや腰の関節よりも大きな負荷がかかりやすいのです。
言い換えると、股関節は体で一番ダメージを受けやすい関節。
股関節のメンテナンスを放置していると寝たきりにつながる可能性があります。
医師は、このような理由で変形性股関節症の患者に減量を勧めるのです。
私の減量
私は、闘病中に痛みの出ている股関節をかばいながら歩いたため肩を左右に揺らす癖がついてしまいました。
また、股関節をかばうために肩、腰、ひざ、足首などにも負担がかかってしまい、痛みが出たこともあります。
現在は、両股関節の人工股関節にかかる負担を減らすために減量を行い、さらに股関節周辺の筋力を強化することで再置換手術の回避を目指しています。
この目標に向けて、自らの身体を実験台にして減量に取り組んでいるのです。
実際に取り組んでみた結果
2019年11月からスタートした減量。
現在ようやく7カ月目に入り、8キロの減量に成功しております。
1カ月に1キロ減という目標で進めているのですが、最終目標の10キロ減にだんだんと近づいてきています。
減量の効果
実際に減量してみて分かった効果としては、まず見た目の印象があります。
身体がスッキリとしてきて、本当にうれしいです。
更に、以下の効果もありました。
・ 股関節の可動域が広がった
・ そり腰が治った
・ 姿勢がよくなった
・ 腰痛の回数が減った
・ 走った時に体が軽く感じられた
栄養を考えた上での減量が重要
その中で実感したのが、年齢を重ねれば重ねるほど栄養を考えた上での減量が重要となるということです。
私の場合、今年2月に協会で企画した勉強会の講師役の熊野先生に栄養面でのご指導をいただいております。
やはり、専門家に見てもらうと非常に安心して減量に取り組めます。
変形性股関節症の患者にとって減量は大切です
保存療法中で医師に減量を勧められている方、人工股関節の再置換を回避したい方は、ぜひ減量に取り組んでみて下さい。
自らが行動することで、必ず結果がついてきます。
私と一緒に減量に取り組んでみませんか?
この記事が少しでもあなたのお役に立てば嬉しいです。